デジタル大辞泉
「川辺」の意味・読み・例文・類語
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かわなべ かはなべ【川辺】
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補注]古くは「かわのべ」ともいい、河野辺とも書いた。「二十巻本和名抄‐五」には「
薩摩国 〈略〉
河辺〈加波乃倍〉」とある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
川辺
かわなべ
鹿児島県南西部,南九州市北西部の旧町域。薩摩半島南部の火山灰台地にある。 1923年町制。 1956年勝目村と合体。 2007年頴娃町,知覧町の2町と合体して南九州市となった。古代中期から平家の一族川辺氏が支配。仏教文化が花開き,清水磨崖仏 (きよみずまがいぶつ) や宝光院跡が残る。のち島津氏の統治下に入り,地頭が置かれた。台地内の低地では米作,台地ではサツマイモ,チャ (茶) などを栽培。丘陵ではスギ,マツ,ヒノキを植林。デンプン,製茶,製材などの工業が行なわれる。特に仏壇の製造が多い。肉牛,ブタ,ニワトリの飼育も盛ん。知覧街道沿いにある小野滝の付近には多数の甌穴 (おうけつ) があり蟹ヶ地獄 (かにがじごく) といわれる。
川辺
かわべ
和歌山県中西部,日高川町西部の旧町域。日高川の中流域にある。 1955年丹生村,矢田村,早蘇村の3村が合体して町制。 2005年中津村,美山村と合体して日高川町となった。県下有数のナツミカンの産地で,ジュース工場がある。林業も行なわれる。中心集落の鐘巻にある道成寺は,大宝1 (701) 年紀道成 (きのみちなり) の建立といわれ,本尊の千手観音立像と菩薩立像はいずれも国宝に指定されている。安珍と清姫の一連の縁起物語「道成寺物」でも知られる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
川辺[町] (かわべ)
岐阜県中南部,加茂郡の町。人口1万0593(2010)。南北に流れる木曾川支流の飛驒川沿岸の町で,飛驒高地と濃尾平野の接点に当たる。飛驒川沿いに国道41号線(飛驒街道)とJR高山本線が走り,街道沿いに集落が発達する。飛驒川の水運に恵まれ,かつては上流からの木材がいかだに組まれた綱場があった。江戸時代は天領,尾張藩領,旗本領で,天領の下川辺には下川辺役所が置かれ,初めは飛驒代官,天保期(1830-44)以降は笠松代官の配下となった。現在は近隣都市のベッドタウン化が進んでいる。町域の一部は飛驒木曾川国定公園に含まれる。
執筆者:上田 雅子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
川辺
正式社名「川辺株式会社」。英文社名「T.KAWABE&CO., LTD.」。卸売業。大正12年(1923)前身の「川辺富造商店」創業。昭和17年(1942)株式会社化。同39年(1964)現在の社名に変更。本社は東京都新宿区四谷。服飾雑貨専門商社。主力はハンカチーフ。ほかにスカーフ・タオルなど。百貨店向け輸入有名ブランド中心。JASDAQ上場。証券コード8123。
出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報