デジタル大辞泉 「掌」の意味・読み・例文・類語
しょう【掌】[漢字項目]
1 てのひら。「掌握・掌中/合掌・
2 職務として担当する。つかさどる。「管掌・兼掌・車掌・職掌・分掌」
3 手に持つ。「
[名のり]なか
[難読]

(尚)(しよう)。〔説文〕十二上に「手中なり」とあり、たなごころをいう。掌握することから、「掌(つかさど)る」意となる。
に上の意があり、掌上を上、掌下を下という。上下は掌の上下を示す指事の字である。
古々路(たなごころ)。日本紀私記に云ふ、手掌、太奈曾古(たなそこ) 〔名義抄〕掌 タナゴゴロ・タナウラ・ツカサドル・タナソコ・マツル・タヒラカナリ 〔字鏡集〕掌 ツカサドル・タヒラカナリ・マツル・モム・タナウラ・タナソコ・タナココロ・ウツ・マホル
zjiangは声が近く、掌上を上という。
は高い窓で神の臨むところ、また上の意がある。張・脹・帳tiangも声近く、張大にする意。掌は手を披(ひら)いて、そのたなごころの部分をいう。
▶・掌模▶・掌文▶・掌綸▶・掌漏▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…手根と中手とは骨格でははっきり区別されるが,外形的には続いていて境界はない。両者合わせて軽くへこんだ皿状をなし,その凹面(前面)を〈手掌(しゆしよう)palm〉〈手のひら〉または〈たなごころ〉といい,凸面を〈手背back of the hand〉または〈手の甲〉という。指は5本あって,これを橈骨の側から尺骨の側へ順次に〈第1指,母指,親指〉〈第2指,示指,人差指〉〈第3指,中指(ちゆうし∥なかゆび)〉〈第4指,薬指(やくし∥くすりゆび)〉〈第5指,小指(しようし∥こゆび)〉と呼ぶ。…
※「掌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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