ほう‐らん(ハウ‥)【放濫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 勝手気ままなこと。みだりに道理にそむくふるまいをすること。また、そのさま。[初出の実例]「暗愚之民放濫之輩、各募二己威一…
冕冠 べんかん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 礼冠 (らいかん) の一種で天皇がかぶったもの。推古 11 (603) 年に制定された冠位十二階によって決められた。唐制を模倣した冠で,冠の周囲に5色の飾…
うち【内】 の 命婦((みょうぶ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 令制で、五位以上の後宮女官。朔、節日に朝参して、宮中の諸儀式に参仕した。天皇に近仕するのを上の命婦と呼ぶ。五位以上の人の妻を外命婦と称する…
霊雲 (りょううん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 飛鳥(あすか)時代の僧。唐(とう)(中国)にわたり,吉蔵に三論をまなぶ。舒明(じょめい)天皇4年(632)旻(みん)とともに帰国,元興(がんごう)寺には…
狭穂姫 さおひめ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 垂仁(すいにん)天皇の皇后。実兄の狭穂彦より天皇の殺害を命ぜられたので、姫の膝枕(ひざまくら)で眠る天皇を三度刺そうとするが果たせない。その涙…
親王 しんのう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の皇室典範によれば,天皇の嫡出皇子と,嫡男系嫡出の皇子系の男子とをいう。女子ならば内親王という。天武天皇の頃からみられ,令制によって確…
少納言 しょうなごん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 令制における太政官の判官。詔勅宣下のことを司り,駅鈴,内印 (天皇御璽) ,外印 (太政官印) の出納を取扱った。定員3人で侍従を兼任した。弘仁1 (8…
御物【ぎょぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 〈ごもつ〉とも。天皇の所蔵品の意で,宮内庁の御物台帳に登録されているもの。正倉院宝物,法隆寺献納御物(現在東京国立博物館保管)など。東山御…
勾金橋宮まがりのかなはしのみや
- 日本歴史地名大系
- 奈良県:橿原市真菅・金橋地区曲川村勾金橋宮安閑天皇の宮都。「日本書紀」安閑天皇元年正月条に「都を大倭国の勾金橋に遷す。因りて宮号とす」、「…
貞明皇后 テイメイコウゴウ
- 20世紀日本人名事典
- 明治〜昭和期の皇族 大正天皇皇后。 生年明治17(1884)年6月25日 没年昭和26(1951)年5月17日 出生地東京・神田 学歴〔年〕華族女学校中等科修了 経…
立后 (りつこう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 皇后の位につくこと。皇后冊立ともいう。天皇の嫡妻を皇后といい,令制では内親王を皇后としたが,729年(天平1)聖武天皇は藤原光明子を夫人から皇…
正木ひろし まさきひろし (1896―1975)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 弁護士、戦闘的ヒューマニスト。東京生まれ。戸籍上は昊(ひろし)だが、本人はひろしを常用した。東京府立三中卒業後、第八高等学校理科に進むが落第…
pa・pal /péipəl/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]ローマ教皇の;ローマカトリック教会の.the Papal States((歴史上))(19世紀半ばまでのイタリアの)教皇領papalìsm[名]教皇中心主義.papalis…
元老 (げんろう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 明治中期から昭和の初めまで天皇の最高の相談役として政界の最上層にあって,重要事件に際して政局のまとめ役をつとめた特権政治家の一団。当初は伊…
しょう‐じ(シャウ‥)【尚侍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「しょうし」とも )① 令制で、後宮の内侍司(ないしのつかさ)の長官。定員二人。天皇に近侍して、太政官以下の男官と天皇との間の取次役…
こうち‐こうみん【公地公民】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制における土地・人民の公有制を説明する用語。大化改新の詔によって私地私民制を廃し、収公して天皇の土地・人民とした原則。戸籍によ…
清沢満之
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:明治36.6.6(1903) 生年:文久3.6.26(1863.8.10) 明治時代を代表する宗教家で,近代的仏教信仰の確立をめざす「精神主義」を提唱したことで有名…
浅間神社 (せんげんじんじゃ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 静岡県富士宮市宮町に鎮座。現在正式には富士山本宮浅間(あさま)大社という。浅間大神(あさまのおおかみ),またの名木花之佐久夜毘売(このはな…
平城京【へいじょうきょう】
- 百科事典マイペディア
- 〈へいぜいきょう〉とも読む。奈良京・寧楽(なら)京とも。元明天皇が710年に藤原京から移り,桓武天皇が784年に長岡京に移るまで,7代74年の都。一…
視告朔 こうさく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「視」は読まない。告朔とも書く。令制における政治儀式の制度。毎月朔日 (1日) に朝堂院に文武官が参集し,前月の各所管公文を大納言を通じて天皇に…
伏字 (ふせじ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 公刊の印刷物で,明白な表現を避けて,その部分を文字の代りに空白や〇や×で表現することをいう。日本の伏字は,近代日本ジャーナリズム誕生と同時に…
改元
- 共同通信ニュース用語解説
- 元号を改めること。古代中国の皇帝が時も支配するとの考えから始まった。天皇代替わりや慶事があった時、天災、戦乱、疫病の流行が起きた際などに改…
親王 しんのう
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 律令制以降,皇族の身分を表す呼称。もともと大王の子や兄弟も,他の王族とともに「王(おおきみ)」または「王子(みこ)」と称されていたが,天武朝に…
賦役黄冊【ふえきこうさつ】
- 百科事典マイペディア
- 中国,明代の戸籍兼租税台帳。単に黄冊とも。1381年に里甲制が全国的に施行されると,その実施基準として戸籍の作成を命じた。里甲制における最小の…
兵衛 (ひょうえ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 日本古代の律令制のもとで,天皇に近侍し,宿衛等の任にあたった者。和名を〈つわもののとねり〉といい,左右の兵衛府に各400人が所属した。令制以前…
徴兵忌避【ちょうへいきひ】
- 百科事典マイペディア
- 徴兵を免れること,あるいは免れようとすること。良心的兵役拒否が認められない国では,徴兵忌避は逃亡や自傷・仮病というような方法でしか行われ得…
教書【きょうしょ】
- 百科事典マイペディア
- 米国大統領が連邦議会に口頭ないし文書で行う報告・勧告。厳格な三権分立のため,大統領は議会での立法審議には参加できず,教書の形でのみ政策と法…
狭穂彦・狭穂姫 (さほびこさほびめ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 記紀の垂仁朝の物語に登場する兄妹。《古事記》では沙本毘古・沙本毘売と記す。同書の開化天皇条では,開化天皇の皇子日子坐(ひこいます)王と沙本…
のり【法・則・矩・式・典・憲・範・制・程・度】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙[ 一 ] 従い守るべきよりどころ。のっとるべき物事。① 上位の者からの教え。導き。特に、神や仏の教え。戒律。[初出の実例]「僧尼未だ法律…
大織冠 たいしょくかん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 大化の改新政府の定めた官位の最高位647年7色13階,649年19階,664年26階冠位の制で,いずれも最高位。669年藤原鎌足が臨終に際して天智天皇の勅で…
きん‐だ【勤惰】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仕事にはげむこととなまけ怠ること。出勤と欠勤。出席と欠席。勤怠。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「且随二其勤惰一、必明二其…
延喜・天暦の治【えんぎてんりゃくのち】
- 百科事典マイペディア
- 延喜は醍醐天皇の,天暦は村上天皇の治世で,両治世を後世に理想化した呼称。班田の励行,荘園の新立禁止,国史(《日本三代実録》)の編集,《古今…
舒明天皇
- 共同通信ニュース用語解説
- 舒明じょめい天皇 第34代天皇、在位629~641年。日本書紀によると、推古天皇の没後、蘇我蝦夷えみしらに推されて即位した。初めて遣唐使を送ったほ…
大臣 だいじん
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 1和訓はオトド・オオイドノ・オオイマウチギミ。唐名は丞相(じょうしょう)・相国・槐門。大宝令で太政大臣・左右大臣が,のちに内大臣がおかれた。な…
村落共同体【そんらくきょうどうたい】
- 百科事典マイペディア
- 多義的な概念だが,一般的には,前近代的な社会形態の一つであり,内部に生活の基本単位としての家族を成立させており,これら家族が,相互に独立し…
里【り】
- 百科事典マイペディア
- (1)長さの単位。律令制では5尺=1歩(ぶ),300歩(5町)=1里としているが,実際には条里制で用いられた1里=6町を多用。中世以降は条里制の…
新撰姓氏録【しんせんしょうじろく】
- 百科事典マイペディア
- 古代の京畿1182氏の系譜を集成し,皇別(335)・神別(404)・諸蕃(326)・系譜不確実なもの(117)に分類したもの。万多(まんだ)親王らが勅命によ…
屯田 (みた)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 倭政権の大王の地位に付属する田地。令制下にも残存した。《日本書紀》仁徳即位前紀によると,垂仁天皇のときに太子大足彦(おおたらしひこ)尊(の…
保良宮 ほらのみや
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 奈良時代,近江国滋賀郡石山 (大津市内) に一時的におかれた皇宮。天平宝字3 (759) 年造営が始り,同5年平城京を改作するまで,行幸があって,淳仁天…
皇居 こうきょ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天皇の居所。現在「みやこ」とは首都,首府の意味で用いられるが,元来は宮處 (みやこ) の意味で天皇の居所のあるところをいった。古代では,天皇1代…
やか‐べ【家部・宅部】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制以前、豪族などに隷属していた集団。[初出の実例]「天皇大皇弟に命して、冠位の階名(しなな)増換(ましか)ふることを、及氏上(このか…
内閣制度 ないかくせいど
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 国の行政を担当する最高機関大日本帝国憲法に先立つ1885年太政官制に代わって創設。初代内閣総理大臣は伊藤博文。同時に宮中・府中の別が明らかにさ…
御璽 ぎょじ
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 内印(ないいん)とも。天皇の公印。「天皇御璽」を印文とする3寸四方の印。中国の律令法には皇帝八璽があったが,日本では天皇の印章を御璽のみとした…
ジョベルティ
- 百科事典マイペディア
- イタリアの哲学者,政治家。リソルジメント運動のなかでサルデーニャ王を補佐し,首相(1848年),駐フランス大使などを歴任した。全イタリアの統一…
ちょう‐はい(テウ‥)【朝拝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 元旦に天皇が大極殿で諸臣の年賀を受ける儀式。平安中期に廃絶。また地方の国衙や寺院でも宮中にならって行なわれた。みかどおがみ。朝賀…
にんとくてんのうりょう‐こふん〔ニントクテンワウリヨウ‐〕【仁徳天皇陵古墳】
- デジタル大辞泉
- ⇒大山だいせん古墳
日本林制史資料仙台藩にほんりんせいししりようせんだいはん
- 日本歴史地名大系
- 一冊 農林省編 昭和七年刊 農林省が皇室御料・公家領・社寺領・幕府領および各藩の林制史資料を調査し編纂したもの。旧藩主の伊達家蔵のものを主とし…
藤原京 ふじわらきょう
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 7世紀末〜8世紀初,持統・文武・元明天皇3代にわたって栄えた都唐の都城制にならった最初の都で,大和三山に囲まれ,現在の橿原 (かしはら) 市に所…
じょ‐や(ヂョ‥)【除夜】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 おおみそかの夜。一年の最後の晩。除夕(じょせき)。《 季語・冬 》[初出の実例]「欲レ眠不レ眠坐二除夜一、雲天此夜秀二芳春一」(出典:…
小選挙区比例代表併用制
- 知恵蔵
- ドイツの選挙制度で、小選挙区制と比例代表制を組み合わせたもの。有権者は2票を持ち、比例区は政党に、小選挙区は候補者に1票を投じる。まず、比例…