うかと(読み)ウカト

デジタル大辞泉 「うかと」の意味・読み・例文・類語

うか‐と

[副]しっかりした心構え注意力のないさま。うかうか。うっかり。
「中々―人の云うことに乗る男じゃ無いが」〈鉄腸南洋の大波瀾〉
[類語]はしなくもゆくりなくあいにく折あしく折もあろうにはしなく思わず思わず知らずうっかり知らず知らず無意識ひょっと覚えず我知らず何気無しついついつい我にもなくうかうか不覚不用意不意ふとひょっと思いがけず図らずも図らず無意識的鈍感鈍いうかつ無自覚無感覚無責任無神経不注意散漫ぬかり手落ち手抜かりそつ手抜き遺漏疎漏抜かるノーマーク潜在意識無意予想外意想外ひょんな思いも寄らない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うかと」の意味・読み・例文・類語

うか‐と

〘副〙 しっかりした考えがないさま。気づかないさま。不注意に。うかうか。うっかりと。ぼんやりと。
※応永本論語抄(1420)微子「子路辞なうしてうかと立て居たり」
※古活字本荘子抄(1620頃)六「精神がうかとして物を忘るる方あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android