無感覚(読み)ムカンカク

デジタル大辞泉 「無感覚」の意味・読み・例文・類語

む‐かんかく【無感覚】

[名・形動]
感覚がまひして、何も感じなくなった状態。また、そのさま。「寒さで手足無感覚になる」
感受性が鈍く、あるいは慣れのせいで、感情の動きや気くばりのないこと。また、そのさま。「他人の苦しみに無感覚な(の)人」
[類語]無関心無頓着無神経鈍感鈍いうかつ無自覚無責任不用意不注意無意識的散漫抜かり手落ち手抜かりそつ手抜き遺漏疎漏抜かるうっかりうかうかノーマーク無意識ゆくりなく知らず知らず思わず知らず思いがけず思いも寄らない思わず覚えずひょっと我知らず我にもなくついついつい不覚不意ふと図らず図らずも何気なしうかうかうかと予想外意想外ひょんな潜在意識無意

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精選版 日本国語大辞典 「無感覚」の意味・読み・例文・類語

む‐かんかく【無感覚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 感覚のないこと。感じないこと。
    1. [初出の実例]「熟睡のあとの無感覚な頭の状態から」(出典:イボタの虫(1919)〈中戸川吉二〉)
  3. 周囲状況にまったく頓着しないこと。他に対して気を配らないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「トウトウ独りで万里の旅行を思ひ立ちしは無感覚(ムカンカク)か大胆か頗る剣呑至極の事どもなり」(出典:唖之旅行(1889‐91)〈末広鉄腸〉前)

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