思わず(読み)オモワズ

デジタル大辞泉の解説

おもわ‐ず〔おもは‐〕【思わず】

[副]
そのつもりではないのに。考えもなく。無意識に。「思わずかっとなる」「うれしくて思わず跳び上がる」
思いがけず。意外なことに。
「四鳥の塒(ねぐら)に親と子の、―帰り逢ひながら」〈謡・雲雀山
[形動ナリ]
思いのほか。意外。案外。
「かかる世を見るより外に、―なる事は何事にか」〈・須磨〉
心外である。期待がはずれて気に入らない。
「いかが、世の中さびしく、―なる事あるとも忍び過ぐし給へ」〈・若菜下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

おもわず【思わず】

( 副 )
そうするつもりではなかったのに、無意識に行うさま。知らずに。考えずに。 「あまりのおかしさに-吹き出した」 「 -口走る」
思いもかけず。意外にも。 「 -も雲居を出づる春の夜の、月の都の名残かな/謡曲・国栖」
( 形動ナリ )
心外だ。面白くない。 「女御・更衣といへど…うちまじりて、-なることもあれど/源氏 若菜下
思いもかけないさま。予想外だ。 「また、御末に-なることのうちまじり/大鏡 師輔
[句項目] 思わず知らず

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