(読み)アツ

デジタル大辞泉の解説

あつ【圧】

押さえつける力。圧力。「をかける」

あつ【圧〔壓〕】[漢字項目]

[音]アツ(慣) [訓]おさえる おす へす
学習漢字]5年
おさえつける。「圧縮圧倒圧迫圧力威圧指圧制圧弾圧鎮圧抑圧
おさえつける力。圧力。「気圧血圧高圧重圧水圧電圧風圧変圧
「血圧」の略。「降圧剤
[難読]圧状(おうじょう)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

あつ【圧】

〘名〙 ある広がりをもってものに力を加えること。また、その力。〔工学字彙(1886)〕
※雁(1911‐13)〈森鴎外〉一二「乳房の圧(アツ)はいよいよ加はって来る」

あっ‐・す【圧】

〘他サ変〙 ⇒あっする(圧)

あっ‐・する【圧】

〘他サ変〙 あっ・す 〘他サ変〙
① 力を加えて強く押す。押えつける。押しつぶす。
※窮理通(1836)七「大気を圧して濃厚ならしむ」
② 権威、武力など種々の力で他者を押さえつける。また、屈伏させる。
※玉塵抄(1563)一六「をあっせられば、晉が秦のあだにならうぞ」

へさ・える へさへる【圧】

〘他ハ下一〙 上から力を加えて圧する。おさえる。
※俳諧・反故集(1696)下「圧(ヘサエル)

へし【圧】

[1] 〘名〙 (動詞「へす(圧)」の連用形の名詞化)
① おすこと。おされてゆがむこと。
② 物を圧迫、圧縮するために上に載せる重い物。おもし。
※日葡辞書(1603‐04)「Fexiuo(ヘシヲ) カクル」
[2] 〘副〙 (「と」や「に」を伴って用いる)
① やたら。むしょう。
※玉塵抄(1563)五三「いきをうてくる者をへしと打かつきくづかすればあとの者えすすまぬぞ」
雑俳・川柳評万句合‐明和六(1769)梅三「よめん女が出て白いのをへしにもり」
② 押し合って並ぶさまを表わす語。
洒落本・玉之帳(1789‐1801頃)一「筑田沖へへしと縄舟が出た」
[補注](二)は(一)と語源を異にするものかもしれない。一説に「ひっし(必死)」の変化したものともいう。

へ・す【圧】

〘他サ四〙
① 押しつける。押しつぶす。押さえる。
色葉字類抄(1177‐81)「圧 ヘス」
② 気持の上で、圧倒する。屈伏させる。凌駕(りょうが)する。
※枕(10C終)一三六「逢坂の歌はへされて、返しもえせずなりにき」
③ けなす。けちをつける。
※四河入海(17C前)一四「かう云て、さて牡丹をへさう用ぞ」
④ 口をへの字なりに強く結ぶ。→圧口(へしぐち)
※浄瑠璃・酒顛童子付頼光山入(1678)「へんたうをも申さず。きかぬかほにてゐたりしが。ひざおしたて大べしにへしたる」

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