塩尻[市](読み)しおじり

百科事典マイペディア「塩尻[市]」の解説

塩尻[市]【しおじり】

長野県中部の市。1959年市制。中心市街は松本盆地南端にあり,地名は塩の移入路の終点に当たることに由来。古くから交通の要地で,中山道北国街道の分岐点に当たる旧宿場町。中央本線と篠ノ井線の分岐点で,1988年長野自動車道が開通し,北隣の松本市の衛星都市として発展している。近年は県営工業団地が造成され,化学肥料,精密機械,光学などの工業が発達している。桔梗(ききょう)ヶ原のブドウを原料とする醸造も行われる。塩尻峠があり,東部の高ボッチ高原一帯は八ヶ岳中信高原国定公園に属する。南部には中山道の宿場町の町並がよく残り,国の伝統的建造物群保存地区に指定されている奈良井宿がある。2005年4月木曾郡楢川村を編入。289.98km2。6万7670人(2010)。

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世界大百科事典 第2版「塩尻[市]」の解説

しおじり【塩尻[市]】

長野県中央部にある市。1959年塩尻町,片丘村,広丘村,宗賀村,筑摩地村が合体,市制。人口6万0481(1995)。松本盆地の南端,松本市の南隣りにあって,松本市の衛星都市として最大の規模をもつ。両市の市街地は国道19号線に沿ってほぼ連続している。また中山道の塩尻峠を通じて諏訪地方との交流も深く,現在では同地からの工場進出が著しい。江戸時代の塩尻宿は明治に入って衰えたが,1902年篠ノ井線,06年中央東線,11年中央西線の開通とともに駅前集落が発達し,現在の中心市街を形成した。

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