大沼(北海道)(読み)おおぬま

百科事典マイペディア 「大沼(北海道)」の意味・わかりやすい解説

大沼(北海道)【おおぬま】

北海道渡島(おしま)半島東部にあり,駒ヶ岳火山噴出物によるせき止め湖。標高129m,面積5.31km2,最深11.6m,湖面多数小島が浮かぶ。周辺に同様のせき止め湖の小沼蓴菜(じゅんさい)沼があり,いずれも富栄養湖。駒ヶ岳とともに大沼国定公園に含まれる。2012年7月にラムサール条約登録湿地となる。
→関連項目七飯[町]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「大沼(北海道)」の意味・わかりやすい解説

大沼(北海道)
おおぬま

北海道西部、渡島(おしま)半島東部にある湖沼。駒ヶ岳(こまがたけ)噴出物による折戸(おりと)川の堰止湖(せきとめこ)で、付近の小沼、蓴菜沼(じゅんさいぬま)も同様の成因による。駒ヶ岳とともに大沼国定公園をつくる。湖岸線20.4キロメートル、面積5.12平方キロメートル、最大深度13.6メートル、水面高度130メートル。駒ヶ岳の泥流堆積物(たいせきぶつ)が大小126の島をつくり、33の小湾も形成され、変化に富む。キャンプ、スケートと夏冬ともににぎわう。JR函館(はこだて)本線大沼公園駅下車。

[瀬川秀良]


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