山東[省](読み)さんとう

百科事典マイペディア「山東[省]」の解説

山東[省]【さんとう】

中国,華北地方東部の省。簡称は魯(ろ)。省都は済南(さいなん)。東部は丘陵性の半島で黄海に臨み,中西部には泰沂(たいきん)山地があって西に中原を望む。省面積の60%は耕地で中国の重要な農業生産地帯をなす。交通は津浦(天津〜浦口)・膠済(済南〜青島)・藍烟(藍村〜烟台)の3鉄路と,平均して発達した道路によって便利で,海運は青島・烟台・威海などの海港から,大連・天津への航路がある。また,黄河,運河,小清河などは主要な内河航路をなす。農産には小麦,ラッカセイ,綿花,タバコ,柞蚕糸(さくさんし),果実など,水産では製塩・魚介類,鉱産では石炭,金,鉄,アルミニウムなどが多い。近代工業には紡績,製糸,機械,化学,セメント,マッチ,搾油,造船など,伝統工業では織布,陶磁,磚瓦(せんが)などが盛ん。15万6700km2。9580万人(2014)。
→関連項目二十一ヵ条要求

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世界大百科事典 第2版「山東[省]」の解説

さんとう【山東[省] Shān dōng shěng】

中国華北の東部を占める省。面積約15.3万km2。人口8738万(1996)。泰山,魯山,蒙山などから成る山地(魯中・魯南山地),山東半島と周囲の平地を省域とする。北は黄河下流の沖積平野を広く含んで河北と接し,西も黄河に沿って銅瓦廂の屈曲点までを含んで河南と接するが,南は魯南山地の山麓部で江蘇省安徽省と接する。東は渤海,黄海に臨する。
[安定した自然]
 山東の山地はいずれも低平で,中小河川によって縦横に開析され,高度200mまでの山麓台地が大部分を占め,最高所でも泰山の1524mにすぎない丘陵地となっている。

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