島田[市](読み)しまだ

百科事典マイペディア 「島田[市]」の意味・わかりやすい解説

島田[市]【しまだ】

静岡県中部の市。1948年市制。中心市街は大井川左岸にあり,対岸の金谷町(現・島田市内)とともに東海道の大井川川越で栄えた宿場町東海道本線が通じ,大井川鉄道が分岐する。東海道線開通後,宿場はさびれたが,大井川上流の木材集散地となり,製材業が盛ん。市域南部牧ノ原に産する茶の取引地でもあり,平野部では米,レタス栽培のほか施設園芸が盛ん。パルプ製紙,精密機器,食品,電気機器などの工業も行われる。2005年5月榛原郡金谷町を編入。2008年4月榛原郡川根町を編入。南部に富士山静岡空港があり,2012年には新東名高速道路も開通。315.70km2。10万276人(2010)。

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