コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

市川団十郎(12世) いちかわだんじゅうろう[じゅうにせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

市川団十郎(12世)
いちかわだんじゅうろう[じゅうにせい]

[生]1946.8.6. 東京
[没]2013.2.3. 東京
歌舞伎俳優。本名堀越夏雄。屋号成田屋。11世市川団十郎の長男として生まれ,1953年に市川夏雄の名で初舞台。1958年に 6世市川新之助を名のり,同世代の尾上菊之助(→尾上菊五郎〈7世〉),1世尾上辰之助とともに「三之助」ブームを起こした。1966年,19歳のときに後ろだてである父を亡くし,歌舞伎を代表する市川宗家の跡取りでありながら,孤独な立場となった。1969年に 10世市川海老蔵を襲名,女形の 5世坂東玉三郎と美貌の「海老玉コンビ」で人気を得た。1985年,12世団十郎を襲名。精進を重ね,堂々たる風姿とスケールの大きな華のある芸で歌舞伎界の中心を担う存在に成長。特に家の芸である「歌舞伎十八番」に熱心に取り組み,『』など勇壮な荒事も,緊張感の高い『勧進帳』なども,ともに得意とした。2004年5月に急性白血病に倒れたが,同年 10月のパリ公演で復帰。再発も乗り越え,2010年4月にはあたり役『助六』(→助六物)をおおらかに演じて,歌舞伎座建て替え前の最後の舞台を締めくくった。2012年12月の南座が最後の舞台になった。2007年フランス芸術文化勲章,紫綬褒章,菊池寛賞を授与された。2012年日本芸術院会員。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

市川団十郎(12世)の関連キーワードジオパーク登録記念物国際オリンピック委員会官民ファンドミゲル カブレラ醸造業石井マークCREAMAlexaあゆみくりかまき