所得顔(読み)トコロエガオ

デジタル大辞泉 「所得顔」の意味・読み・例文・類語

ところえ‐がお〔‐がほ〕【所得顔】

[名・形動]よい地位境遇を得て満足した顔つき。また、そのさま。得意顔。「所得顔に振る舞う」
[類語]誇らか揚揚得得得意鼻高高誇らしい鼻が高い肩身が広いときしたり顔自慢顔自慢たらしい会心昂然こうぜん胸を張る得意満面得意顔勝ち誇る肩を張る肩で風を切るこれ見よがし有頂天優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるうぬぼれるのぼせるひけらかすあごをなでるどや顔手柄顔おご肩肘かたひじ張る天狗になる見得を切る大見得を切る高ぶるいい気誇示見せつける

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精選版 日本国語大辞典 「所得顔」の意味・読み・例文・類語

ところえ‐がお‥がほ【所得顔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 自分居場所を得て落ち着いた様子。よい場所や境遇を得て、それに満足して得意になっているさま。したり顔。得意顔。
    1. [初出の実例]「ここかしこの、砂子うすき物のかくれの方に、蓬もところえかほなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)柏木)

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