好い気(読み)イイキ

デジタル大辞泉 「好い気」の意味・読み・例文・類語

いい‐き【好い気】

[名・形動]自分欠点などに気づかないで、得意になっていること。ひとりよがりで他人のことを気にしないこと。また、そのさま。「人の苦労も知らないで好い気なもんだ」「ちょっとほめると好い気になる」
[類語]有頂天歓喜狂喜驚喜欣喜雀躍随喜得意・絶頂感・優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう誇らか揚揚得得鼻高高誇らしい鼻が高い肩身が広いときしたり顔自慢顔自慢たらしい会心昂然こうぜん胸を張る得意満面得意顔勝ち誇る肩を張る肩で風を切るこれ見よがし意気が揚がるうぬぼれるのぼせるひけらかすあごをなでるどや顔所得ところえ手柄顔おご肩肘かたひじ張る天狗になる見得を切る大見得を切る高ぶる誇示見せつける

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精選版 日本国語大辞典 「好い気」の意味・読み・例文・類語

いい‐き【好気・良気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 自分ひとりで勝手に自分のすることに満足し得意に思っていること。また、そのさま。ひとりよがりで他に気をつかわないさまにいう。
    1. [初出の実例]「いいきなことをぬかしやあがるも」(出典:滑稽本・寒紅丑日待(1816‐26)めでたい事)

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