見得を切る(読み)ミエヲキル

デジタル大辞泉 「見得を切る」の意味・読み・例文・類語

見得みえ・る

役者見得所作をする。
ことさらに自分の力を誇示するような態度言動をする。また、いい所を見せようと無理をする。「よし、私が全部引き受けたと―・る」「『それくらいのことは』と社長の前で―・った手前がある」
[類語]誇らか揚揚得得得意鼻高高誇らしい鼻が高い肩身が広いときしたり顔自慢顔自慢たらしい会心昂然こうぜん胸を張る得意満面得意顔勝ち誇る肩を張る肩で風を切るこれ見よがし有頂天優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるうぬぼれるのぼせるひけらかすあごをなでるどや顔所得ところえ手柄顔おご肩肘かたひじ張る天狗になる大見得を切る高ぶるいい気誇示見せつける野心満満精力的活発快活精彩元気活動的動的ダイナミックエネルギッシュエナジェティックあぶらが乗る水を得たうおのよう建設的積極的肯定的自主的発展的能動的計画的前向きポジティブ情熱的意欲的熱狂的熱情的白熱的激越狂熱熱烈烈烈熱血熱っぽい血が騒ぐ血気盛んパッショネートホットバイタルバイタリティー生き生き溌剌はつらつ生生せいせいビビッド奮って自発的主体的意図的進取進んで我勝ち我先我も我もしゃにむにアクティブアグレッシブ自ら身を以てダイレクト作為作為的あえてえいやっと我劣らじと強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰腰を入れる入れ込むひたむきもりもり盛ん鬱然澎湃ほうはい勃勃油然ゆうぜん湧然沸沸むくむくみなぎるみなぎらすあふれる燃え上がる沸き上がる沸き立つ込み上げるたぎる発揚燃える燃え立つ鼻息が荒い血気にはや奮い起こす奮い立つ気を吐く勢い込む気張る張り切る腕が鳴る腕にりをかけるハッスル

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精選版 日本国語大辞典 「見得を切る」の意味・読み・例文・類語

みえ【見得】 を 切(き)

  1. 芝居で、役者が見得(みえ)しぐさをする。また、そのような型にはまった動作をする。
    1. [初出の実例]「日本人は昔から芝居気があり野次性があって、要でも無い事に見えを切ったり」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉モダーンを語る)
  2. 自分を誇示するような態度をとる。ことさらに外観を飾る。
    1. [初出の実例]「人目つくるのを、みへきる」(出典:当世花詞粋仙人(1832))
    2. 「金など儲けるのは好かぬと見栄を切るよりも」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)

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