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有頂天 うちょうてんAkaniṣṭha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有頂天
うちょうてん
Akaniṣṭha

仏教的世界観から生存形態を分類したなかで,形ある世界の最頂に位する神。色究竟天 (しきくきょうてん) ともいう。転じて「得意の絶頂」の意に用いる。

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デジタル大辞泉の解説

うちょう‐てん〔ウチヤウ‐〕【有頂天】

[名]《〈梵〉akaniṣṭhaまたはbhavāgraの訳》
色界(しきかい)の中で最も高い天である色究竟天(しきくきょうてん)のこと。形ある世界の頂。阿迦尼吒天(あかにだてん)。
色界の上にある無色界の中で、最上天である非想非非想天(ひそうひひそうてん)のこと。
[名・形動]
得意の絶頂であること。また、そのさま。大得意。「試験に合格して有頂天になる」
物事に熱中して夢中になること。また、そのさま。
「忠兵衛気も―」〈浄・冥途の飛脚

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デジタル大辞泉プラスの解説

有頂天

日本のポピュラー音楽。歌は男性J-POPユニット、B'z。2015年発売。作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘同年、日本テレビ系で放送されたドラマ「学校のカイダン」の主題歌

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大辞林 第三版の解説

うちょうてん【有頂天】

( 名 )
〘仏〙 無色界むしきかいの最上天である非想非非想天のこと。色界の最上位の天、色究竟天しきくきようてんをいうこともある。
( 名 ・形動 )
喜びで気分が舞い上がっている・こと(さま)。 「ほめられて-になる」
あることに熱中し他を顧みない・こと(さま)。 「忠兵衛気も-/浄瑠璃・冥途の飛脚

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

有頂天
うちょうてん

サンスクリット語ではババーグラbhavgraといい、仏教世界観で仏界を除く最高位の世界。三界(さんがい)(欲界、色界(しきかい)、無色界)の最高位にある非想非非想処天(ひそうひひそうしょてん)のこと。三界は有(う)ともよばれるので、その頂上にあるこの天が有頂天とよばれ、修行を究めた人がこの天に昇ることができるとされる。鳩摩羅什(くまらじゅう)訳『法華経(ほけきょう)』序品(じょぼん)では、三界中の色界の最高位である色究竟天(しきくきょうてん)が有頂天とされている。なお、極度の喜びを表す「有頂天になる」という表現はこの仏教語に由来し、この場合は天は天神の意味であるので、「天なる」と表現される。[定方 晟]

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世界大百科事典内の有頂天の言及

【宇宙】より

…欲界,色界,無色界を合わせて三界と呼ぶ。〈有頂天〉は〈有の世界の最高の場所〉の意であるが,これを非想非非想処のこととする伝承と,色究竟天のこととする伝承とがある。三界を超越したところに仏界がある。…

【三界】より

五蘊(ごうん)(色,受,想,行,識)のうち色をもたず,受,想,行,識という精神的要素のみからなる生物,欲望と物質のいずれをも超克した生物のすむ領域で,禅定の深さによって4段階に分けられる。この4段階の最高処〈非想非非想処天〉を〈有頂(うちよう)天〉という。漢訳法華経では色界の最高処〈色究竟天〉が〈有頂天〉とされている。…

※「有頂天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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