肩で風を切る(読み)カタデカゼヲキル

デジタル大辞泉 「肩で風を切る」の意味・読み・例文・類語

かたかぜ・る

肩をそびやかして、得意そうに歩く。「一時は―・る勢いだった」
[類語]誇らか揚揚得得得意鼻高高誇らしい鼻が高い肩身が広いときしたり顔自慢顔自慢たらしい会心昂然こうぜん胸を張る得意満面得意顔勝ち誇る肩を張るこれ見よがし有頂天優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるうぬぼれるのぼせるひけらかすあごをなでるどや顔所得ところえ手柄顔おご肩肘かたひじ張る天狗になる見得を切る大見得を切る高ぶるいい気誇示見せつける

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精選版 日本国語大辞典 「肩で風を切る」の意味・読み・例文・類語

かた【肩】 で 風(かぜ)を=切(き)る[=散(ち)らす]

  1. 肩をそばだてて大威張りで歩く。威風を示したり、権勢を誇ったりするさまにいう。
    1. [初出の実例]「歩みぶりまではやりとて肩(カタ)風切(カゼキル)人おおし」(出典仮名草子・身の鏡(1659)上)

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