得意満面(読み)トクイマンメン

デジタル大辞泉 「得意満面」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「得意満面」の意味・読み・例文・類語

とくい‐まんめん【得意満面】

  1. 〘 名詞 〙 得意な気持が顔いっぱいにあふれること。
    1. [初出の実例]「『どうだね、随分すばらしいだろう』と得意満面(トクイマンメン)」(出典別天地(1903)〈国木田独歩〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「得意満面」の解説

得意満面

得意な気持ちが顔いっぱいにあふれること。

[活用] ―で・―だ。

[使用例] 私たち夫婦のこんな軽薄きわまる社交的な儀礼も、彼にとってまんざらでもなかったらしく、得意満面で[太宰治*親友交歓|1946]

[使用例] けんめいにモンペを仕立てあげると、翌朝、いかにも得意満面の顔付きで、それを穿いて台所へ降りてきた[井上友一郎*菜の花ざかり|1956]

[解説] 「満面」は顔中、顔全体のこと。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android