得意顔(読み)トクイガオ

デジタル大辞泉 「得意顔」の意味・読み・例文・類語

とくい‐がお〔‐がほ〕【得意顔】

[名・形動]いかにも誇らしげな顔つきをすること。また、そのさま。したり顔。じまん顔。「得意顔に鼻をうごめかす」
[類語]誇らか揚揚得得得意鼻高高誇らしい鼻が高い肩身が広いときしたり顔自慢顔自慢たらしい会心昂然こうぜん胸を張る得意満面勝ち誇る肩を張る肩で風を切るこれ見よがし有頂天優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるうぬぼれるのぼせるひけらかすあごをなでるどや顔所得ところえ手柄顔おご肩肘かたひじ張る天狗になる見得を切る大見得を切る高ぶるいい気誇示見せつける文句無し完全完璧万全十全両全満点金甌きんおう無欠完全無欠百パーセントパーフェクト全くまった大丈夫無傷間然する所がない水も漏らさぬ非の打ち所がないもってこいタイムリー有り難いうれしいおんの字重宝有用有益絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船格好頃合いあつらえ向き打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう適合適当合致即応同調フィット相応しか即する肌が合うくみし易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的リーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ言う事無し見事満足八方好し言うに及ばずコンプリートこよなく上上鮮やか圧巻あっぱれうはうは上手えも言わずえも言われぬオールマイティー神業冠絶際立つ群を抜く傑出しびれる秀逸充足手練称賛上出来ずば抜ける卓出卓絶卓抜ける達成感超人的長ずる超絶天才的特出突出抜きん出る迫真抜群不朽水際立つ満ち足りる物の見事

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「得意顔」の意味・読み・例文・類語

とくい‐がお‥がほ【得意顔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 自慢そうな顔つきをすること。また、そのさま。満足して誇らしげな様子。したり顔。
    1. [初出の実例]「院本などにありふれて婦女児童も耳慣れたるいとも拙(つたな)き相関詞(かかりことば)を得意貌(トクイガホ)に綴りいだすは寔(まこと)に可厭(いや)なり」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
  3. いかにも得意客であるといった顔つきや様子。
    1. [初出の実例]「世辞としらねば意気揚々常客(トクイ)がほして帰りゆく」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む