肩身が広い(読み)カタミガヒロイ

デジタル大辞泉 「肩身が広い」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肩身が広い」の意味・読み・例文・類語

かたみ【肩身】 が 広(ひろ)

  1. 世間に対して面目が立つ。堂々と人前に立つことができる。
    1. [初出の実例]「俺(わし)も首尾よく暇を取り、肩身(カタミ)を広(ヒロ)夫婦となって」(出典人情本風俗粋好伝(1825)前)
    2. 「実家でも少し何とか成って居たならばお前の肩身も広からうし」(出典:十三夜(1895)〈樋口一葉〉上)
  2. 自由な、のびのびとした気持になる。気が楽である。
    1. [初出の実例]「車留かた身を広く娵歩行」(出典:雑俳・柳多留‐二五(1794))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android