昵懇(読み)ジッコン

デジタル大辞泉 「昵懇」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「昵懇」の意味・読み・例文・類語

じっ‐こんヂッ‥【昵懇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 親しく交わること。心やすいこと。また、そのさま。親密。懇意。入魂(じゅこん)
    1. [初出の実例]「親分が昵懇にさっしゃるこの浜の御領主」(出典:歌舞伎・与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)二幕)

昵懇の語誌

「入魂(じゅこん)」が転じて「じっこん」となり、そこから「昵懇」ができたとする考えがある。意味からは「入魂(じゅこん)」と関係づけられるが、表記からは、「昵近(じっきん)」と関連づけることも考えられる。「昵近」と「入魂」とが混交してできた語か。

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