余光(読み)ヨコウ

デジタル大辞泉 「余光」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「余光」の意味・読み・例文・類語

よ‐こう‥クヮウ【余光】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 残っている光。
    1. (イ) 灯火の、もう少しで燃え尽きそうな光。
      1. [初出の実例]「余光不力扶持挙、競下蘆簾風」(出典:菅家文草(900頃)一・残燈、風韻)
    2. (ロ) 日没後にもなお残っている光。
      1. [初出の実例]「忽払浮雲擁蔽、将耀白日之余(ヨ)」(出典:太平記(14C後)一四)
      2. [その他の文献]〔阮籍‐詠懐十七首詩・其一四〕
  3. 余りある光。
    1. [初出の実例]「倩憶佗時携片影、豈如今夜賞余光」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)三・八月十五夜翫月〈藤原茂明〉)
  4. 先人の為した仕事・名声などがのちに与える影響やおかげ。余徳。
    1. [初出の実例]「此亦神霊之余光乎」(出典:鵞峰文集(1661か)四・記・出雲国杵築大社再興記)
    2. 「其祖先塚中の枯骨の余光(ヨコウ)に頼り年中一事を作さざるも」(出典:国会論(1888)〈中江兆民〉)
    3. [その他の文献]〔欧陽脩‐相州昼錦堂記〕

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普及版 字通 「余光」の読み・字形・画数・意味

【余光】よこう(くわう)

残光。他に及ぶ光。宋・欧陽脩〔相州昼錦堂記〕は相の人なり。世り、時の名爲(た)り。~(かいだい)の士、下風を聞きて餘光を、蓋(けだ)し亦た年り。

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