束の間(読み)つかのま

精選版 日本国語大辞典「束の間」の解説

つか【束】 の 間(ま)

(一(ひとつか)、すなわち指四本の幅、のから) 時間がごく短いこと。少しの間。ごく短い時間のたとえ。つかのあいだ。
万葉(8C後)四・五〇二「夏野行く小鹿の角の束間(つかのま)も妹が心をれて思へや」
※徒然(1331頃)四九「人はただ、無常の身に迫りぬる事を心にひしとかけて、つかのまも忘るまじきなり」

つか【束】 の 間(あいだ)

※万葉(8C後)二・一一〇「大名児(おほなこ)彼方(をちかた)野辺に刈る草(かや)の束之間(つかのあひだ)も我忘れめや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「束の間」の解説

つか‐の‐ま【束の間】

一束ひとつか、すなわち指4本の幅の意から》ごく短い時間。ちょっとの間。「束の間の夢」「束の間も忘れない」
[類語]瞬く間瞬時瞬間一瞬刹那一刹那とっさ寸時片時数刻寸刻一刻たまゆら須臾しゅゆ電光石火

つか‐の‐あいだ〔‐あひだ〕【束の間】

つかのま」に同じ。
「紅の浅葉の野らに刈るかやの―もを忘らすな」〈・二七六三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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