デジタル大辞泉 「束の間」の意味・読み・例文・類語 つか‐の‐ま【▽束の間】 《一束ひとつか、すなわち指4本の幅の意から》ごく短い時間。ちょっとの間。「束の間の夢」「束の間も忘れない」[類語]瞬く間・瞬時・瞬間・一瞬・刹那・一刹那・とっさ・寸時・片時・数刻・寸刻・一刻・たまゆら・須臾しゅゆ・電光石火・短い・暫しばらく・暫しばし・暫時・少時・ひとしきり・時の間・見る間に・一時いっとき・一時ひととき・半時・寸陰・短時間・一時・一時的・かりそめ・短日月・短時日・一朝・一朝一夕・寸秒・はかない・あっと言う間・間髪を容いれず つか‐の‐あいだ〔‐あひだ〕【▽束の間】 「つかのま」に同じ。「紅の浅葉の野らに刈る草かやの―も我あを忘らすな」〈万・二七六三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「束の間」の意味・読み・例文・類語 つか【束】 の 間(ま) ( 一束(ひとつか)、すなわち指四本の幅、の意から ) 時間がごく短いこと。少しの間。ごく短い時間のたとえ。つかのあいだ。[初出の実例]「夏野行く小鹿の角の束間(つかのま)も妹が心を忘れて思へや」(出典:万葉集(8C後)四・五〇二)「人はただ、無常の身に迫りぬる事を心にひしとかけて、つかのまも忘るまじきなり」(出典:徒然草(1331頃)四九) つか【束】 の 間(あいだ) =つか(束)の間(ま)[初出の実例]「大名児(おほなこ)を彼方(をちかた)野辺に刈る草(かや)の束之間(つかのあひだ)も我忘れめや」(出典:万葉集(8C後)二・一一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例