半時(読み)ハントキ

デジタル大辞泉 「半時」の意味・読み・例文・類語


はん‐じ【半時】

一時いっときの半分。現在の1時間ほど。はんとき。
漢竹横笛とり出だし、―ばかり吹きて」〈義経記・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「半時」の意味・読み・例文・類語

はん‐とき【半時】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一時(いっとき)の半分。現在の約一時間に当たる。ときなか。はんじ
    1. [初出の実例]「半時はかり舞て後」(出典:延慶本平家(1309‐10)一本)
  3. 少しの時間。わずかの時間。
    1. [初出の実例]「半時も此内に置ことならぬ」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)中)

はん‐じ【半時】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はんし」とも )
  2. 一時(いっとき)の半分。現在の約一時間。はんとき。
    1. [初出の実例]「漢竹の横笛とり出し、はんじばかり吹きて」(出典:義経記(室町中か)一)
    2. [その他の文献]〔宋史‐五行志・一上〕
  3. 一時間の半分。三〇分。

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普及版 字通 「半時」の読み・字形・画数・意味

【半時】はんじ

少時。

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