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法住寺 ほうじゅうじ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

法住寺
ほうじゅうじ

平安時代に右大臣藤原為光の創建した寺。京都市七条通にあったが,寿永2 (1183) 年に源義仲の兵火にあって焼失。その後源頼朝が再興したが,後白河法皇の崩御ののちに廃絶された。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうじゅうじ【法住寺】

藤原北家の私寺の一つ。現在は廃寺。寺址は京都市東山区の三十三間堂の付近と推定される。太政大臣藤原為光が娘忯子(花山天皇女御)の菩提を弔うため建立した。落慶は988年(永延2)。本堂に丈六釈迦如来薬師如来以下諸仏を安置し,本堂の東西に常行三昧堂法華三昧堂があり,壮麗な寺院だったが,1032年(長元5)の火災で堂舎が焼失し,平安中期には早くも衰微した。平安末期,後白河法皇がここに〈法住寺殿〉と呼ばれた後院を造営して,院政を執ったので,このころ,為光が創建した法住寺の寺地の大半はこれに割かれたと考えられている。

ほうじゅうじ【法住寺】

韓国,忠清北道報恩郡俗離山にある寺院。寺伝によると新羅真興王(在位540‐576)創立,聖徳王が重修したと伝える。統一新羅時代の双獅子石灯,石蓮池,四天王石灯,磨崖弥勒菩薩像など多くの石造物を残すが,建物はいずれも李朝時代のものである。1624年(仁祖2)建立の捌相殿(べつそうでん)は,半島で現存唯一の木造五重塔で心礎に舎利を奉安。各層間の逓減が大きく,韓国独自の工法による多層建物の架構法を示す典型例である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

法住寺
ほうじゅうじ / ポフチュウサ

韓国五大寺の一つとされている仏教寺院。忠清北道の報恩の東、つづら折りの坂道を登った俗離山の麓(ふもと)にある。553年に義信が創立したと伝えられ、のちに真表律師(しんぴょうりっし)が当代随一の名刹(めいさつ)に育て上げた。境内には大雄宝殿、五重塔の捌相(べっそう)殿(1626年の再建)、高さ33メートルの石造弥勒菩薩(みろくぼさつ)の巨像(1964)、その他多くの堂宇があって壮観である。捌相殿は威厳と安定感にあふれ、韓国五重塔の最高傑作の一つである。新羅(しらぎ)時代の雙獅子(そうじし)石灯、四天王石灯、石蓮池(水盤)など、貴重な国宝が多い。[紅山雪夫]

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世界大百科事典内の法住寺の言及

【法住寺殿】より

…七条殿,東山御所などとも呼ばれた。この場所には10世紀末に藤原為光の創建した法住寺があり,子息たちに伝えられたが,11世紀前半の火事で焼失した。信西の妻によって一堂が造られた後,後白河上皇が院御所として建造した。…

【俗離山】より

…韓国,忠清北道報恩と慶尚北道尚州の境の小白山脈上の天皇峰(1057m)を主峰に,毘盧峰,観音峰,文蔵台,立石台の秀峰から成り,〈小金剛〉と畏敬されている聖山。山内には名刹法住寺が鎮座する。俗離山の名は,新羅時代一人の農夫が,くじけがちな自分の信仰心を牛にも劣るとくやみ,ついに髷を切り落とし俗世を離れ,この山にこもって僧となったことにちなむといわれている。…

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