減・耗(読み)へる

精選版 日本国語大辞典 「減・耗」の意味・読み・例文・類語

へ・る【減・耗】

〘自ラ五(四)〙
① 量・数・程度などが減少する。大きさが小さくなる。乏しくなる。
※今鏡(1170)九「御はらのふくれへらせ給て」
源平盛衰記(14C前)二一「丸子河の洪水いまだへらざれば、渡す事不叶して」
② (「腹がへる」の形で) 空腹になる。ひもじくなる。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「腹もへらうぢゃアねへか」

へり【減・耗】

〘名〙 (動詞「へる(減)」の連用形名詞化) 減ること。少なくなること。また、減少した量、高。へりめ。
※交隣須知(18C中か)四「縮、ヘリガアラハ ワレ マトエ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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