理路整然(読み)リロセイゼン

デジタル大辞泉 「理路整然」の意味・読み・例文・類語

りろ‐せいぜん【理路整然】

[ト・タル][文][形動タリ]物事道理にきちんとあてはまっているさま。話などの筋道が整っているさま。「理路整然たる弁明
[類語]ロジカル論理的理詰め合理的合理中正方正適正真正純正フェア正しいことわり事理条理論理理屈筋道辻褄つじつま理路道筋ロジック正当至当正道本筋正則公正まっとうまとも合法合法的ノーマル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「理路整然」の意味・読み・例文・類語

りろ‐せいぜん【理路整然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 話、文章議論の筋道がととのっているさま。
    1. [初出の実例]「理路整然たる言葉を静かに滑らかに、急所急所へ打ち込んでゐる」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉あやめの客)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「理路整然」の解説

理路整然

物事の道理や話、文章、議論の筋道が整っている様子

[活用] ―と・―たる。

[使用例] 友成は抗弁できる理路整然たるものを見出している訳でもなく[高見順故旧忘れ得べき|1935~36]

[使用例] 科学者の卵だけあって、理路整然としている[井上ひさし*モッキンポット師の後始末|1972]

[解説] 「理路」は物事の筋道。論理的組み立ての順序

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android