(読み)コ

  • ▽是/×此
  • ぜ・す
  • 漢字項目

デジタル大辞泉の解説

[代]近称の指示代名詞。これ。ここ。
眼前の、または話題の事物をさし示す。この。
「沖つ鳥胸(むな)見る時羽たたぎも―も相応(ふさ)はず」〈・上・歌謡〉
話し手に近い場所をさし示す。ここ。→このこは
「ほととぎす―よ鳴き渡れ灯火(ともしび)を月夜(つくよ)になそへその影も見む」〈・四〇五四〉
道理にかなっていること。正しいこと。「はたしてか非か」⇔
常用漢字] [音](呉) [訓]これ この
正しい。「是非是是非非
正しいと考える。「是正是認
正しい方針。「国是社是
これ。この。「色即是空(しきそくぜくう)如是我聞(にょぜがもん)
[名のり]すなお・ただし・つな・ゆき・よし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

道理にかなっていること。正しいと認められていること。 ⇔ -とする
[句項目] 是が非でも
[音]
ただしい。道理にかなっている。 是非・是是非非
よいとする。正す。 是正・是認
正しいと認められた方針。 国是・社是
事物を指示する語。これ。この。かく。 如是我聞によぜがもん

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 道理にかなったこと。正しいこと。一般がよいと認めること。
※正法眼蔵(1231‐53)四禅比丘「ともに是にあらざるを是と執せる」
※滑稽本・風来六部集(1780)放屁論「子が辞(ことば)甚だ是(ゼ)なり。去ながらいまだ道の大なる事をしらず」 〔易経‐繋辞下〕
② 満足な状態にあること。都合よく事が運ぶこと。
※徒然草(1331頃)二一一「是なる時はよろこび、非なるときはうらみず」
〘他サ変〙 是とする。正しいとする。よいとする。
※高野本平家(13C前)二「心おのおの執あり。彼を是(ゼ)し我を非し、我を是(ゼ)し彼を非す、是非の理誰かよくさだむべき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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