純正(読み)ジュンセイ

デジタル大辞泉 「純正」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐せい【純正】

[名・形動]
純粋で正しいこと。まじりけがなく、本来のものであること。また、そのさま。「純正理想」「純正食品」
応用実利には及ばないで、もっぱら理論を主とすること。「純正経済学」
[類語]論理的理路整然ロジカル合理的理詰め中正方正適正真正フェア正しいことわり事理条理論理理屈筋道辻褄つじつま理路道筋ロジック正当至当正道本筋正則公正まっとうまとも合法合法的ノーマル合理純粋純一純良至純単純シンプル単一純化プレーンじゅん無垢むく無雑むざつっ粋生え抜きちゃきちゃき生一本質素簡素つましい地味つづまやかつつましいつつましやか質実清貧素朴純朴朴訥ぼくとつ質朴真率清楚実直実体じってい朴直篤実まじめ生まじめ大まじめ真摯愚直(連体修飾語として)純然たる醇乎じゅんこたる

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精選版 日本国語大辞典 「純正」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐せい【純正】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 純粋で正しいこと。まじりけがなく正しいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「理若純正雖詞語百端何害之有」(出典:済北集(1346頃か)一二・清言)
    2. 「其心性純正なる人ありて其身教師とならんことを欲し」(出典:斯氏教育論(1880)〈尺振八訳〉一)
  3. 学術、理論を主として、応用や実利に及ばないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「純正な音楽論としては、この類比は危険であるから」(出典:私の詩と真実(1953)〈河上徹太郎〉私のピアノ修業)
  4. 特にそのものに適するようにつくってあること。また、機械類の部品や付属品などが、その機械のための専用のものであること。「純正オイル」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

パソコンで困ったときに開く本 「純正」の解説

純正

新たに接続する機器が、接続先の機器と同じメーカー製品であることです。「メーカー純正」などともいいます。パソコンメーカーが発売している自社製品への増設用メモリーや、周辺機器メーカーが発売している自社製品用ケーブルなどが、それぞれ「純正」です。また、ソフトにも「純正」があります。ハードメーカーが配布している自社製品用のデバイスドライバや、ソフトメーカーが販売している自社製品用のアドイン・ソフトなどです。なお、純正品サードパーティー製品より価格が割高になる傾向があります。
⇨アドイン・ソフト、サードパーティー、
デバイスドライバ

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

普及版 字通 「純正」の読み・字形・画数・意味

【純正】じゆんせい

正しい。

字通「純」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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