デジタル大辞泉
「蒲」の意味・読み・例文・類語
がま【×蒲/香=蒲】
《古くは「かま」》ガマ科の多年草。池や沼の岸辺に群生。高さ1~2メートル。根茎は白く、泥中をはう。葉は線形で厚く、茎より高く伸びる。夏、黄色の雄花が上部に、緑褐色の雌花が下部についた円柱形の花穂ができる。花粉を漢方で蒲黄といい、止血薬とする。かば。みすぐさ。《季 穂=夏 穂絮=秋》「雨の輪も古きけしきや―の池/虚子」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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がま【蒲・香蒲】
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「かま」 ) ガマ科の多年草。各地の池や沼に生える。高さ約一・五メートルになる。根茎は白色で泥中をはう。葉は長さ約一メートル、幅約二センチメートルの剣状。夏、茎頂に穂を出し、微小な花を多数つける。雄花群は長さ一〇センチメートル内外で黄色。雌花群は長さ約二〇センチメートル、直径約二・五センチメートルの円柱状で雄花群の下部に接する。穂は蒲団のしんや火打ち石の火口(ほくち)にし、葉と茎とでむしろ、かご、すだれなどを作る。若葉は食用ともなる。花粉は漢方で蒲黄(ほおう)といって止血剤、利尿剤に用いられる。漢名、香蒲。かば。ひらがま。みすぐさ。あかま。しきな。《 季語・夏 》
- [初出の実例]「土毛(くにつもの)は、支子(くちなし)、莞子(カマ)、及び種々の海つ物等多(にへさ)なり」(出典:日本書紀(720)天武一〇年八月(北野本訓))
蒲の語誌
「新撰字鏡‐七」「十巻本和名抄」「観智院本名義抄」「文明本節用集」などでは「カマ」と清音であり、「かます(叺)」「かまぼこ(蒲鉾)」のように、複合語の場合、現在でも清音の形をとどめている。しかし、「運歩色葉集」「日葡辞書」などで濁音表記されており、中世末から近世にかけて、「ガマ」と濁音化したと考えられる。
かば【蒲】
- 〘 名詞 〙
- ① 植物「がま(蒲)」の古名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
- ② 「かばいろ(蒲色)」の略。
- [初出の実例]「菊花には、〈略〉白黄かば紅桃等の色ありて」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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蒲 (ガマ・カバ)
学名:Typha latifolia
植物。ガマ科の抽水性多年草,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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