豁然・闊然(読み)かつぜん

精選版 日本国語大辞典 「豁然・闊然」の意味・読み・例文・類語

かつ‐ぜん クヮツ‥【豁然・闊然】

〘形動タリ〙
景色などが、眼前にぱっとひらけるさま。ひろびろと展開しているさま。
江戸繁昌記(1832‐36)四「入ば則ち豁然として景寛し」 〔陶潜‐桃花源記〕
② 迷い、疑いなどが突然解けるさま。意識気分などが急にはっきりするさま。急に悟りをひらくさま。
私聚百因縁集(1257)五「年二十余にして〈略〉般若経を講する事、豁然として開悟す」 〔張説‐岳州西城詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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