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農民反乱[東洋](読み)のうみんはんらん[とうよう]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

農民反乱[東洋]
のうみんはんらん[とうよう]

社会発展の各段階に応じて異なる歴史的性格の農民反乱が起きたが,それが旧来の王朝権力を崩壊させても,新王朝は旧型の支配権力を再現する結果に終り,この専制権力再生産のメカニズムが断ち切られるのは近代にいたってからである。インドではムガル帝国アウラングゼーブ帝時代,重税による農民負担の増大を契機にジャート族の農民反乱,ラージプート族の反乱など頻発し,ムガル帝国末期にインド大反乱からイギリスの植民地支配に抵抗する農民の民族的反乱が各地に広がった。中国では王朝交代期に大農民反乱が起り前漢から後漢への移行期の王莽の治世に赤眉の乱,唐末の黄巣の乱,北宋初期の均産一揆,元末の紅巾の乱,清末には民族主義的性格を濃厚にもつ太平天国の乱が起きている。西アジアでは,オスマン帝国支配下のアナトリアやシリアにおいて,16世紀後半から 17世紀初頭にかけて,ジェラーリーと総称される農民蜂起が相次いで起った。

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