ぱたぱた(読み)パタパタ

デジタル大辞泉 「ぱたぱた」の意味・読み・例文・類語

ぱた‐ぱた

[副](スル)物を続けざまに軽くたたいたり、物と物とを軽く打ち合わせたりする音や、そのさまを表す語。「ぱたぱた(と)ほこりを払う」「スリッパぱたぱたさせて歩く」
[類語]とんとんとんどんどんどんかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちこつこつかちんがちんかんかんがんがん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぱたぱた」の意味・読み・例文・類語

ぱた‐ぱた

〘副〙 (「ばたばた」よりも軽い感じを表わす)
① 続けざまに打ち合わせる音、またそのさまを表わす語。
(イ) 物と物とがあたるさま。風などに吹かれて布をたたくような軽い規則的な音をたてるさま。また、そのように風が吹くさま。
※龍潭譚(1896)〈泉鏡花ふるさと「襖いくつかぱたぱたと音して」
(ロ) 音をたてて勢いよく歩くさま。
※平凡(1907)〈二葉亭四迷〉二八「軽い足音がパタパタと椽側を行く」
(ハ) 羽音団扇(うちわ)などの音のするさま。
和英語林集成初版)(1867)「ニワトリガ patapatato(パタパタト) ハバタキヲ スル」
② =ばたばた(一)②
洒落本・廓中美人集(1779)異見の段「芥子人形をぱたぱたと箱に入」
大道無門(1926)〈里見弴〉微症「存外ぱたぱたと気持よく片づき」

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