こつこつ(読み)コツコツ

デジタル大辞泉 「こつこつ」の意味・読み・例文・類語

こつ‐こつ

[副]かたい物が触れ合うときの音、また、そのさまを表す語。「靴音こつこつ(と)響く」
[類語]ちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがんぽんぽんどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんぱたりばたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこぽくぽくちんちん

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精選版 日本国語大辞典 「こつこつ」の意味・読み・例文・類語

こつ‐こつ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 戸をたたく音、靴音など、堅い物が触れ合ってたてる音を表わす語。
    1. [初出の実例]「縄あみのかがりはやぶれ壁落て〈重五〉 こつこつとのみ地蔵切る町〈荷兮〉」(出典:俳諧・冬の日(1685))
  3. ( あるいは「こっこっ」か ) 咳をする音を表わす語。かわいた感じの咳の音にいう。こんこん。
    1. [初出の実例]「こつこつと咳の出るを相図にして」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)五)
  4. 人の容姿性質などが角ばっているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「Kotsukotsu(コツコツ)シタ ヒト」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
  5. 喜ぶさまを表わす語。ほくほく。
    1. [初出の実例]「こつこつして嬉しがりましたアね」(出典:人情本・縁結娯色の糸(1839‐48)初)

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普及版 字通 「こつこつ」の読み・字形・画数・意味

】こつこつ

水勢のはげしいさま。

字通」の項目を見る


】こつこつ

忽忽。

字通「」の項目を見る


【滑】こつこつ

にごる。

字通「滑」の項目を見る

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