ごんごん(読み)ゴンゴン

デジタル大辞泉 「ごんごん」の意味・読み・例文・類語

ごん‐ごん

[副]固い物が強く当たって発する音を表す語。鐘の鳴りひびくさまにもいう。「こぶしで机をごんごん(と)たたく」「除夜の鐘がごんごん(と)鳴りわたる」
[名]歌舞伎下座音楽の一。銅鑼どらを打って時の鐘をあらわしたり、立ち回りの見得みえなどをきわだたせたりするもの。
[類語]ちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがんどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんやかましいうるさい騒騒しい騒がしいかまびすしいかしましいにぎやか騒然喧騒喧喧囂囂けたたましいどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんばたりぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこ

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精選版 日本国語大辞典 「ごんごん」の意味・読み・例文・類語

ごん‐ごん

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 堅い物が強く打ち当たってたてる音を表わす語。また、鐘の音などの余韻のあるひびきにいう。
    1. [初出の実例]「寝よとすればまだ夜深きに、ごんごん、ごごんごごん、ごうとつくに又寝られぬ」(出典:虎寛本狂言・花子(室町末‐近世初))
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 歌舞伎の下座音楽の一つ双盤という楽器を早めて打つもので、早双盤にあたる。追っかけ、立回りなどに用いる。
    1. [初出の実例]「『ウヌ、鉄平め、敵の手がかり』トごんごんになり、鉄平を追って入る」(出典:歌舞伎・霊験曾我籬(1809)三幕)

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