こつん(読み)コツン

デジタル大辞泉 「こつん」の意味・読み・例文・類語

こつん

[副]かたい物が当たってたてる音、また、そのさまを表す語。「木の実が窓にこつんと当たる」「いたずらがばれてこつんとやられる」
[類語]ちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんばたりぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこ

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精選版 日本国語大辞典 「こつん」の意味・読み・例文・類語

こつん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 堅い物を打ち当てた時、ぶつかって立てる音、また、そのさまを表わす語。こつり。
    1. [初出の実例]「煙管の雁首をかへして、突いて火を寄せ二つ提(さげ)の煙草入にこつんと指し」(出典:葛飾砂子(1900)〈泉鏡花〉一五)

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世界大百科事典(旧版)内のこつんの言及

【取引所】より

… 現引き・現渡し信用取引で買った株を引き取るため,その借りた買付代金を証券会社に返済して決済することを〈現引き〉といい,信用取引で空売りした場合,その売った株を調達して証券会社に渡し,売却代金を受け取って決済することを〈現渡し〉という。 こつん(とくる)相場が下げているとき,まだ下がるとみて売ったが,なかなか下がらなくなった場合,相場が底にコツンと当たったような感じがするということで,このように表現する。 指値(さしね)(注文)売買の注文を出すときに,売買値段を決めて注文することをいい(そうした売注文・買注文をそれぞれ〈指値売り〉〈指値買い〉という),その値段を決めずに注文することを〈成行き(注文)〉という(同じ〈成行売り〉〈成行買い〉という)。…

※「こつん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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