とんとん(読み)トントン

デジタル大辞泉 「とんとん」の意味・読み・例文・類語

とん‐とん

[副]
物を続けざまに軽くたたく音を表す語。「ドアとんとん(と)ノックする」「はしご段をとんとん(と)上る」
物事がとどこおることなく進むさま。「縁談とんとん(と)まとまる」
[形動]ふたつのものがほとんど同じで差がないさま。また、損得のないさま。「実力とんとんだ」「収支とんとんになる」
アクセントントン、はトントン、またはトントン。
[類語](1ちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃとんどんどんどんかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちこつこつかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんばたりぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこ/(2ずいとぐいとぐんぐんどんどんすらすら見る見るめきめき見る間にぐいぐいどしどしずんずんさっとさっさとっととはかばかしい円滑スムーズすいすいとんとん拍子着着順調快調好調淀みない淀みなく上首尾首尾良くはかどる電光石火あっと言う間間髪をれず迅速速やか立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち刻刻刻一刻時時刻刻次第次第に矢継ぎ早波に乗る/(おっつかっつ互角伯仲五分五分拮抗どっこいどっこい等しい同じ同一等価同等均等等し並み五分ごぶ対等匹敵比肩伍するフィフティーフィフティー相半ばする肩を並べる負けず劣らず勝るとも劣らない並び立ついずれ劣らぬ似たり寄ったり並ぶ団栗どんぐりせい比べ双璧そうへきちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相搏あいう追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ元元一律一様イコール同列同級同席同位符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応同質等質見合う当てはまる一緒同前同然同上同類共通同様そのまま

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精選版 日本国語大辞典 「とんとん」の意味・読み・例文・類語

とん‐とん

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. 続けざまに軽くたたく音、床や階段を軽く調子よく足早に踏む音、まな板の上で軽く調子よく物を刻む音、釘を打つ音などを表わす語。
      1. [初出の実例]「(同じく笠をたたきて)とんとんとんとん南無妙法蓮花経」(出典:虎寛本狂言・宗論(室町末‐近世初))
      2. 「下へトントンおりて行」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初)
    2. 物事が続けざまに進行するさま、物事が順調にはかどるさまを表わす語。「とんとんとはかどる」「とんとん拍子」
      1. [初出の実例]「悪名が立てば、とんとんとすたって」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 二つのものの差がほとんどなく、ちょうど同じぐらいであるさま。五分五分。収支に差のないときにいうことが多い。
    1. [初出の実例]「私の計算ではとんとんでせうな」(出典:闘牛(1949)〈井上靖〉)
  3. [ 3 ] 〘 名詞 〙
    1. ( [ 一 ]から転じて ) 速く演じることをいう、寄席芸人の語。
    2. 囲碁で、追い落としの俗称

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普及版 字通 「とんとん」の読み・字形・画数・意味

】とんとん

おろかに、うれえるさま。〔老子、二十〕衆人は皆餘りるに、我は獨り(わす)れたるが(ごと)し。我は愚人の心なるかな、たり。

字通「」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「とんとん」の解説

トントン

東京都台東区、東京都恩賜上野動物園で誕生したジャイアントパンダメス。1986年生まれ。2000年死亡。

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