
なり」と甘美の意とするが、それは
・
の義をとったものであろう。甘
の字は
がその本字。甘はもと鉗の初文で、首かせに施錠する意の字である。
と通じ、あまい、うまい。
と通じ、たのしむ。
・
・
・甚をその部に属し、〔玉
〕に甞など三字を加えるが、
の他はみな甘美とは関係のない字である。
は金文の「蔑
(べつれき)」を、郭沫若は「蔑
(べつかん)」にして免冑の意とするが、「蔑
」は功暦を蔑(伐)旌(べつせい)(表彰)する意である。
は犬の肩肉を神に供する意で、字形中の曰は肩の骨臼部分の象。また甚の上部は竈にかけた鍋の形で、
(に)る意。すなわち
の他の諸字は、甘の象に従う字ではない。
・拑・鉗・
・
・箝など十二字を収める。拑・鉗・箝などの字によって、甘が鉗制・嵌入の意をもつ字であることは明らかである。
・柑kam、
hamは甘美の字。拑・鉗・箝giamは鉗子・嵌入の意をもつ字。甘美の意は
草(かんぞう)より出ており、甘は鉗の初文である。
▶・甘果▶・甘堝▶・甘鍋▶・甘甘▶・甘橘▶・甘苦▶・甘屈▶・甘結▶・甘言▶・甘肴▶・甘膏▶・甘坐▶・甘罪▶・甘旨▶・甘死▶・甘嗜▶・甘
▶・甘辞▶・甘
▶・甘酒▶・甘受▶・甘
▶・甘
▶・甘食▶・甘心▶・甘寝▶・甘
▶・甘
▶・甘毳▶・甘泉▶・甘鮮▶・甘膳▶・甘草▶・甘足▶・甘沢▶・甘茶▶・甘波▶・甘美▶・甘肥▶・甘服▶・甘分▶・甘芳▶・甘味▶・甘蜜▶・甘眠▶・甘冥▶・甘瞑▶・甘腴▶・甘養▶・甘楽▶・甘利▶・甘霤▶・甘
▶・甘露▶・甘鹵▶・甘
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甘・珍甘・甜甘・濃甘・肥甘・微甘・烹甘・和甘出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…中国西北部の省。略称は〈甘〉または〈隴(ろう)〉。西は新疆ウイグル自治区,南西から南は青海,四川,東は陝西の諸省,北は内モンゴル自治区と寧夏回族自治区に隣接し,面積約45万4000km2。…
※「甘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...