布施 ふせ dāna
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 仏教では信者が僧に財物を施すこと,また僧が食を受けてこれに報いるために法を説くことをいい,前者を財施,後者を法施という。これは大切な清浄行…
人文地理学 (じんぶんちりがく) human geography
- 改訂新版 世界大百科事典
- 地理学はまず系統地理学と地誌学とに分けられるが,系統地理学は自然地理学と人文地理学とから成り立つ。人文地理学の研究対象は,人間の生活舞台あ…
ぶっ‐しつ【物質】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① もの。品物。一般に、精神や生命に対立するものをいい、多く、金銭や物品など、経済に関するものをいう。[初出の実例]「天地万像を以て…
エスピナス えすぴなす Alfred Victor Espinas (1844―1922)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスの社会学者、哲学者。サン・フロランタンに生まれ、エコール・ノルマル・シュペリュール(高等師範学校)を卒業後、ドゥエ大学(1878~1880…
終末論的神話 しゅうまつろんてきしんわ eschatological myth
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- いままでの世界が崩壊し,そののちにこれまでとは違った,まったく新しい秩序に基づいた世界が建設されるという,世界の終末と更新について物語った…
島木健作 しまきけんさく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1903.9.7. 札幌[没]1945.8.17. 東京小説家。本名,朝倉菊雄。2歳のとき父と死別,母の内職で成人。 1926年東北大学法学部選科を中退して農民運動…
青い鳥 あおいとり L'Oiseau bleu
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベルギーの劇作家メーテルリンクの童話劇。6幕12場。1908年、モスクワ芸術座初演。貧しい木こりの子チルチル、ミチル兄妹がクリスマスの夜にみた夢の…
ドルジュレス どるじゅれす Roland Dorgelès (1886―1973)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスの小説家。本名はロラン・レカブレRoland Lécavelé。アミアンの生まれ。美術学校に学び、ジャーナリストとなりモンマルトルでカルコ、マッコ…
ウォツェック うぉつぇっく Wozzeck
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルバン・ベルク作曲のオペラ。3幕。ゲオルク・ビュヒナーの原作『ウォイツェック』(1837、未完)を作曲者自身が再編して台本を作成した。19世紀初…
アンダルシアの犬 あんだるしあのいぬ Un Chien Andalou
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランス映画。1928年作品。これがデビュー作になる監督ルイス・ブニュエルと画家サルバドール・ダリが製作。シュルレアリスム運動の最盛期に、美術…
ブラック・ユーモア black humour
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 人間の不条理な存在を笑い飛ばそうとする,グロテスクで絶望的なユーモア。その風刺的で苦いユーモアの歴史は,古代ギリシアのアリストファネスの喜…
被昇天 ひしょうてん Assumptio B. Mariae Virginis ラテン語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カトリックの教義の一つ。聖母マリアの死後、その肉体と霊魂は天に召されて、神の救いにあずかり、神から栄光を受けたことをさす。教皇ピオ12世は195…
ショーロホフ
- 百科事典マイペディア
- ロシア(ソ連)の作家。南ロシアのドン河畔のビョーシェンスカヤ村生れ。中学生の時に革命を迎え,赤衛軍に加わって,ドン地方のコサック反乱軍と戦…
軍隊【ぐんたい】
- 百科事典マイペディア
- 軍事を専門とする武装した人間の集団。原始社会ではすべての男子が戦闘員であって,特別な軍事組織はなかったが,階級社会の発生とともに職業的な常…
チューダー
- 百科事典マイペディア
- 英国の舞踊家,振付家。ロンドン生れ。マリー・ランバート〔1888-1982〕にバレエを学び,ランバート・バレエ団に入団,ショーソン曲による《リラの園…
アフロディテ Aphroditē
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア神話の美と愛と豊穣の女神。ローマのウェヌスと同一視された。ヘシオドスではクロノスがウラノスを去勢したとき,海に投捨てられたウラノス…
デザイン design
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 企画立案を含んだ設計あるいは意匠。「指示する,表示する」という意味を表すラテン語 designareから出た語。一般にそれぞれの分野を冠して,アーバ…
国連放射線影響科学委員会 こくれんほうしゃせんえいきょうかがくいいんかい United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 国連の補助機関の一つ。 1955年 12月3日の国連総会で設置が決り,アルゼンチン,オーストラリア,ベルギー,ブラジル,カナダ,チェコスロバキア,エ…
測光器 そっこうき photometer
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 人間の目の標準比視感度(波長と相対感度の関係)に相当する分光感度特性をもつ放射計の総称。光源の明るさを測定するもの(光度計、輝度計)と、対…
ファウヌス ふぁうぬす Faunus
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ローマの森の神。その名はfavēre(恵みを与える)と同じ語源と考えられ、家畜と農作物を保護する神であった。家畜の神としてはイヌウスInuusの呼…
熱帯季節風気候 ねったいきせつふうきこう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 熱帯モンスーン気候ともいい、気温の年較差は12℃くらいで、熱帯気候のなかでは大きい。それでも、季節風がもたらす夏の雨期と冬の弱い乾期というよう…
加茂 儀一 カモ ギイチ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の技術史家,評論家 小樽商科大学学長;日本科学史学会会長。 生年明治32(1899)年11月6日 没年昭和52(1977)年11月7日 出生地兵庫県神戸市 学歴…
しめ【標・注連】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「しめる(占)」の連用形の名詞化 )① 神の居る地域、また、特定の人間の領有する土地であるため、立入りを禁ずることを示すしるし…
四つの四重奏 よっつのしじゅうそう Four Quartets
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの詩人T・S・エリオットの長編詩。1943年刊。『バーント・ノートン』(1936)、『イースト・コーカー』(1940)、『ドライ・サルベージズ』…
木鐸
- 故事成語を知る辞典
- 世の中の人々を目覚めさせ、正しい道へと導く者のたとえ。 [使用例] 自分は決して新聞記者を、社会の木鐸だなどとは考えていないが、彼等が此の人間…
フランシス・S. コリンズ Francis S. Collins
- 現代外国人名録2016
- 職業・肩書遺伝学者 米国国立衛生研究所(NIH)所長国籍米国生年月日1950年4月14日出身地バージニア州スタントン専門ヒトゲノム解読学歴バージニア州立…
宗教社会学 (しゅうきょうしゃかいがく) sociology of religion Religionssoziologie[ドイツ]
- 改訂新版 世界大百科事典
- 宗教的行為や宗教制度などの宗教的現象を社会学的方法論を用いて説明しようとする学問。学問の分野としては,宗教学と社会学の境界領域,文化人類学…
民間の宇宙開発
- 共同通信ニュース用語解説
- 日本の宇宙開発は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)を中心に官主導で進められてきたが、2016年11月に民間企業が取り組むための規則などを定めた宇宙活動…
はるひ‐の【春日の】
- デジタル大辞泉
- [枕]「はるひ」に同じ。「―春日の国に」〈継体紀・歌謡〉
あかぼし‐の【明星の】
- デジタル大辞泉
- [枕]明星が明け方に出るところから「明く」または同音の「飽く」にかかる。「―明くる朝あしたは」〈万・九〇四〉
さきくさ‐の【三=枝の】
- デジタル大辞泉
- [枕]枝が三つに分かれているところから「三つ」に、また、3本のまん中という意で「なか」にかかる。「―中にを寝むと」〈万・九〇四〉「―三つば四つ…
こ‐の【×此の/×斯の】
- デジタル大辞泉
- [連体]《代名詞「こ」+格助詞「の」から》1 空間的・心理的に、話し手に近い人や物をさす。「―人が僕の親友のA君です」「―本は誰のですか」2 話…
例れいの
- デジタル大辞泉
- 1 話し手・聞き手の双方が知っている人や事柄をさす。㋐いつもの。ふだんの。「例の顔ぶれ」「例の調子」㋑この前の。あの。「例の客」「例の話」2…
わいの[終助]
- デジタル大辞泉
- [終助]《終助詞「わい」+終助詞「の」から》活用語の終止形・連体形に付く。感動を込めて念を押す意を表す。…(だ)よねえ。…(だ)よな。「ほん…
よ‐の【世の】
- デジタル大辞泉
- [連語]《天下周知の、の意から、程度のはなはだしいさまを表す》たいへんな。この上ない。「―痴しれ者かな」〈徒然・四一〉
みずがき‐の〔みづがき‐〕【×瑞垣の】
- デジタル大辞泉
- [枕]1 布留ふるの社の垣は古く久しい意から、「久し」にかかる。「―久しき時ゆ恋すれば」〈万・三二六二〉2 瑞垣に囲まれた神の意から、「神」に…
たかくら‐の【高▽座の】
- デジタル大辞泉
- [枕]高座の上に御蓋みかさがつるされるところから、「みかさ」にかかる。「―三笠みかさの山に鳴く鳥のやめば継がるる恋もするかも」〈万・三七三〉
たかさご‐の【高▽砂の】
- デジタル大辞泉
- [枕]高砂の地が松と尾上おのえの鐘で名高いところから、「まつ」「尾上」にかかる。「―まつといひつつ年を経て変はらぬ色と聞かば頼まむ」〈後撰・…
そにどり‐の【×鴗の】
- デジタル大辞泉
- [枕]カワセミの羽が青いところから、「青」にかかる。「―青き御衣みけしを」〈記・上・歌謡〉
あめ‐の【天の】
- デジタル大辞泉
- [連語]1 天てんの。2 高天原たかまがはらの。3 神聖な。→天あまの
うつせみ‐の【▽空×蝉の】
- デジタル大辞泉
- [枕]1 人間・世間・現世の意から「世」「世の人」などにかかる。「―世の人なれば」〈万・一七八五〉2 蝉の抜け殻の意から「むなし」「わびし」な…
かぎろい‐の〔かぎろひ‐〕【陽=炎の】
- デジタル大辞泉
- [枕]春、炎のように立つかげろうの意から、「春」「燃ゆ」にかかる。「奈良の都は―春にしなれば」〈万・一〇四七〉
かみかぜ‐の【神風の】
- デジタル大辞泉
- [枕]《古くは「かむかぜの」》「伊勢」にかかる。「―伊勢の浜荻はまをぎ折りふせて」〈新古今・羇旅〉
くずのは‐の【葛の葉の】
- デジタル大辞泉
- [枕]葛の葉が風に吹かれて白い裏を見せるところから、「うら」「うらみ」などにかかる。「―うらみにかへる夢の夜を忘れがたみの野辺の秋風」〈新古…
のゑ
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1767-1846 江戸時代中期-後期の女性。明和4年生まれ。越前(えちぜん)清水頭(しみずがしら)村(福井県武生(たけふ)市)の毫摂(ごうしょう)寺の乳母(う…
ささたけ‐の【×笹竹の】
- デジタル大辞泉
- [枕]1 「さすたけの」の音変化か。一説に宮中の庭を「竹の園」というところからとも。「大内おほうち」「大宮」などにかかる。「―大内山は色も変…
さつひと‐の【▽猟人の】
- デジタル大辞泉
- [枕]猟師が弓を用いるところから、「弓月ゆつきが岳たけ」にかかる。「―弓月が岳に霞たなびく」〈万・一八一六〉
として‐の
- デジタル大辞泉
- [連語]…である資格の。…である立場の。「担当者としての責任を果たす」
かわたけ‐の(かはたけ‥)【川竹の】
- 精選版 日本国語大辞典
- 枕① 竹の「節(よ)」の意で、同音の「世」にかかる。[初出の実例]「移ろはぬ名に流れたるかは竹のいづれの世にか秋を知るべき〈よみ人しらず〉」(出典…
うたかた‐の【泡沫の】
- 精選版 日本国語大辞典
- 枕① 泡沫(うたかた)が消えやすく浮かびやすいところから、「消ゆ」にかかり、また、「浮き」と同音の「憂き」にかかる。[初出の実例]「千たびともし…