桂南庄かつらみなみのしよう
- 日本歴史地名大系
- 京都市:西京区牛ヶ瀬村桂南庄康永元年(一三四二)細川顕氏(侍所別当、讃岐・河内・和泉守護)がその地頭職を勝薗寺(しようえんじ)(現在地未詳…
三管領 (さんかんれい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 室町時代の武家の家格。1358年(正平13・延文3)以降室町幕府の執事(のち管領)は細川・斯波の二大有力守護家から出していたが,1398年(応永5)6月…
瓢鮎図 ひょうねんず
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 室町時代の画家如拙の代表作で妙心寺退蔵院蔵。国宝。鮎は鯰 (なまず) 。瓢箪で鯰を押えるという禅の公案図で,もとは足利義持の座頭屏風。院体的な…
安芸貞守 (あき-さだもり)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 南北朝時代の医師。安芸守定の子。刑部少輔となる。将軍足利義詮(よしあきら)(1330-67)の側室の出産にたちあった父の跡をつぎ,産科の名医とし…
しょうだんちよう(セウダンチエウ)【樵談治要】
- 精選版 日本国語大辞典
- 室町中期の政治論書。一巻。一条兼良の著。文明一二年(一四八〇)成立。年少の将軍足利義尚の要請により撰進。為政者の心得や有職故実などに関し、…
後藤祐乗 ごとうゆうじょう
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 1440〜1512室町時代の金工。金工後藤家の祖美濃の人で,8代将軍足利義政に仕え,のち刀装金具に新機軸を創案。目貫・小柄 (こづか) の彫金作品を残…
井原庄いはらのしよう
- 日本歴史地名大系
- 兵庫県:氷上郡山南町井原村井原庄牧山(まきやま)川流域一帯と、同川を合流した加古川が篠山川と合流する辺りに展開する庄園。古代井原郷(和名抄…
鶴村つるはみむら
- 日本歴史地名大系
- 静岡県:三島市鶴村[現]三島市鶴喰・青木(あおき)御殿(ごてん)川の西岸に位置し、北から西は青木村。建武元年(一三三四)八月一五日の足利尊…
細川氏 ほそかわうじ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 清和源氏。室町幕府三管領家 (→三管四職 ) の一つ。足利義季が上野から三河国額田郡細川郷に移り,郷名を称したことに始る。一族は足利尊氏の挙兵に…
天恩寺てんおんじ
- 日本歴史地名大系
- 愛知県:額田郡額田町片寄村天恩寺[現]額田町片寄 山下片寄(かたよせ)集落の中央部の作手(つくで)道より北の奥まった山麓寄りにある。広沢山と…
番帳 (ばんちょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 幕府の諸役を務めた番衆の名簿をいう。鎌倉幕府の近習・小番などを務める番衆の名簿は小侍所に保管されており,将軍の外出の際などはそこから供奉人…
飯尾元連 (いのお-もとつら)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1431-1492 室町時代の幕府官僚。永享3年生まれ。飯尾貞連(さだつら)の長男。康正(こうしょう)元年室町幕府の奉行人となり,恩賞奉行・公人(くにん)…
伊勢貞親 (いせ-さだちか)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1417-1473 室町時代の武将,有職(ゆうそく)家。応永24年生まれ。伊勢貞国の子。長禄(ちょうろく)4年政所(まんどころ)執事となる。かつて養育係をつ…
懸川庄かけがわのしよう
- 日本歴史地名大系
- 静岡県:掛川市懸川庄室町時代にみえる庄園。中世の懸川付近と思われるが、庄域は不明。文明五年(一四七三)一一月二四日に足利義政は今川義忠に「…
伊佐見郷いさみごう
- 日本歴史地名大系
- 岐阜県:山県郡高富町伊佐美村伊佐見郷山県郡内にあった鎌倉末期から戦国期にみられる郷名で、現高富町中東部の伊佐美(いさみ)を遺称地とする。嘉…
持円 (じえん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 室町時代の僧。足利満詮(みつあき)の子。将軍足利義持(よしもち)の従兄弟(いとこ)。真言宗。応永20年(1413)日輪寺別当。24年醍醐(だいご)寺の…
鑁阿寺文書ばんなじもんじよ
- 日本歴史地名大系
- 建久七年足利義兼によって創建された鑁阿寺に伝来した文書。足利氏の祈願寺であった関係から創建以来古河公方に至るまでの足利氏などによる寄進状・…
的部南条郷いくはべなんじようごう
- 日本歴史地名大系
- 兵庫県:神崎郡香寺町的部南条郷「和名抄」に載る神崎郡的部郷の郷名を継承する中世の郷で、同郷の南部地域をさす。現在の相坂(あいさか)・田野(…
供御方 (くごがた)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 室町幕府において将軍家の日常の供御を調進するのを職務とする者。供御は天皇,皇后の食膳を指すが,室町時代には将軍家の食膳をも供御と称した。供…
下阿古谷村しもあこたにむら
- 日本歴史地名大系
- 兵庫県:川辺郡猪名川町下阿古谷村[現]猪名川町下阿古谷上阿古谷村の南にあり、南は紫合(ゆうだ)村。中央を南流する阿古谷川沿いに能勢(のせ)…
じしょうじ〈ぎんかくじ〉きゅうけいだい【慈照寺〈銀閣寺〉旧境内】
- 国指定史跡ガイド
- 京都府京都市左京区銀閣寺町にある寺院。東山文化を代表する臨済宗相国寺(しょうこくじ)派に属する禅寺の寺院。祖父である室町幕府3代将軍、足利義…
細野村ほそのむら
- 日本歴史地名大系
- 岐阜県:土岐市細野村[現]土岐市鶴里町細野(つるさとちようほその)柿野(かきの)村の東、肥田(ひだ)川沿い山間に細長く開ける。中央を中馬(…
乙隈村おとぐまむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:小郡市乙隈村[現]小郡市乙隈宝満(ほうまん)川の中流域左岸に位置し、南は支流草場(くさば)川を挟んで干潟(ひかた)村。北は筑前国境…
浄因寺じよういんじ
- 日本歴史地名大系
- 栃木県:足利市月谷村浄因寺[現]足利市月谷町行道(ぎようどう)山中の大巌頭直下に位置する。行道山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は聖観音菩薩。…
大館佐子 (おおだち-さんご)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 室町時代,8代将軍足利義政の側室。大館持房(もちふさ)の娘。享徳4年(1455)1女を生む。佐子上臈(じょうろう)御局とよばれた。義政の死後,剃髪(…
ほそかわ‐かつもと〔ほそかは‐〕【細川勝元】
- デジタル大辞泉
- [1430~1473]室町中期の武将。法名、竜安寺宗宝。再三、管領かんれいとなり、応仁の乱では将軍足利義政を助けて東軍を率いて戦ったが、陣中に没し…
あすかい‐まさよ【飛鳥井雅世】
- 精選版 日本国語大辞典
- 室町初期の歌人。雅縁(まさのり)の子。初名雅清。法名祐雅。将軍足利義教に重用された。「新続古今和歌集」の撰者。著「飛鳥井雅世歌集」「富士紀行…
そうぜん‐じ【崇禅寺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 大阪市東淀川区東中島にある曹洞宗の寺。山号は凌雲山。天平年間(七二九‐七四九)行基が創建。嘉吉二年(一四四二)細川持賢(もちかた)が再興。境内…
朝山日乗 あさやまにちじょう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]天正5(1577).9.戦国時代の法華宗の僧。出雲朝山の人といわれる。俗名は善茂。西籍にはニキジョショニンとして知られる。永禄6 (1563) 年足…
島津忠国 (しまづ-ただくに)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1403-1470 室町時代の武将。応永10年5月2日生まれ。島津久豊(ひさとよ)の子。島津氏9代。応永32年薩摩(さつま)・大隅(おおすみ)・日向(ひゅうが)の…
おへや‐しゅう【御部屋衆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 室町幕府の職名。足利義教が設置し、定員は二名で、その内一人が毎夜将軍の御前に伺候し、宿直をつとめたといわれる。職名と同時に家格を…
おおうち‐よしおき〔おほうち‐〕【大内義興】
- デジタル大辞泉
- [1477~1529]室町後期の武将。安芸あきなど6国の守護として勢力を振るった。永正5年(1508)前将軍足利義稙あしかがよしたねを将軍に復職させ、自…
ぐちゅう‐しゅうきゅう〔‐シウキフ〕【愚中周及】
- デジタル大辞泉
- [1323~1409]室町前期の臨済宗の僧。美濃の人。夢窓疎石に師事。のち元に渡り、即休契了らに参禅。帰朝後、安芸あき仏通寺の開山となり、足利義持…
下野村しものむら
- 日本歴史地名大系
- 岐阜県:加茂郡下野村京都祇園社にかかわる所領で、史料はいずれも八坂神社文書。文和二年(一三五三)七月二五日の高家入道某施行状によれば、幕府…
ぶんあん【文安】
- 日本の元号がわかる事典
- 日本の元号(年号)。室町時代の1444年から1449年まで、後花園(ごはなぞの)天皇の代の元号。前元号は嘉吉(かきつ)。次元号は宝徳(ほうとく)。1444年…
村田珠光 むらたじゅこう
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 1423〜1502室町中期の茶人奈良の称名寺の僧で,禅の精神を茶の湯に加味し,精神的深みのある四畳半の茶室の作法(侘 (わ) び茶)を創始。8代将軍足…
大内義興
- 防府市歴史用語集
- 大内政弘[おおうちまさひろ]の子供で、1494年に大内家当主になります。将軍をやめさせられ、山口に逃れてきた足利義稙[あしかがよしたね]…
水ヶ城跡みずがじようあと
- 日本歴史地名大系
- 大分県:臼杵市田篠村水ヶ城跡[現]臼杵市江無田 田篠川大神氏臼杵系図(戸次利郎蔵)に「臼杵初代水上城主田篠居住、臼杵四郎惟氏」とみえ、惟氏は…
妙音院 (みょうおんいん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 室町時代の女性。贈内大臣日野政光の娘。日野富子の妹。足利義視(よしみ)の妻となり,文正(ぶんしょう)元年(1466)室町幕府10代将軍義稙(よした…
ほそかわ‐すみもと【細川澄元】
- 精選版 日本国語大辞典
- 室町後期の武将。政元の養子。家督相続をめぐり前将軍足利義稙(よしたね)を奉じる高国(同じく政元の養子)と争ったが敗れ、近江・阿波へ逃れ、病死…
こうあみ〔カウアミ〕【幸阿弥】
- デジタル大辞泉
- [1410~1478]室町後期の蒔絵師まきえし。本名、土岐四郎左衛門道長。足利義政に仕え、入道して幸阿弥と称す。下絵に土佐光信の大和絵や能阿弥・相…
あかまつ‐みつすけ【赤松満祐】
- デジタル大辞泉
- [1381~1441]室町中期の武将。則村の曽孫。播磨はりま・備前・美作みまさかの守護。嘉吉かきつの乱で将軍足利義教あしかがよしのりを殺して領国播…
細川頼之 (ほそかわよりゆき) 生没年:1329-92(元徳1-元中9・明徳3)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 南北朝時代の武将。頼春の子。幼名弥九郎。はじめ武蔵守,のち相模守。父頼春とともに足利尊氏に従い南朝軍と戦う。1362年(正平17・貞治1)同族細川…
ほそかわ‐まさもと〔ほそかは‐〕【細川政元】
- デジタル大辞泉
- [1466~1507]室町後期の武将。勝元の子。足利義澄を擁して将軍とし、管領となって幕政の実権を握った。養子とした澄之・澄元・高国の家督争いにま…
ほうとく【宝徳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 室町時代、後花園天皇の代の年号。文安六年(一四四九)七月二八日に改元、将軍は足利義政。宝徳四年(一四五二)七月二五日に至って次の享徳となる…
一色氏【いっしきうじ】
- 百科事典マイペディア
- 清和源氏足利氏の支流。三河国吉良(きら)荘一色を本拠とする。南北朝初期一色範氏は鎮西管領(のち九州探題)となり,のち子孫は室町幕府侍所所司を…
興法寺村こうぼうじむら
- 日本歴史地名大系
- 兵庫県:篠山市旧西紀町地区上板井村興法寺村近衛家領宮田(みやだ)庄内の村名。現篠山市上板井(かみいたい)・下板井の地名に興法寺があり、篠山…
下島山村しもしまやまむら
- 日本歴史地名大系
- 愛媛県:西条市下島山村[現]西条市玉津(たまつ)・下島山西条平野の東部にあり、北に磯浦(いそうら)山を負い、渦井(うずい)川が村の中央を東…
尼子郷あまごごう
- 日本歴史地名大系
- 滋賀県:犬上郡甲良町尼子村尼子郷「和名抄」の尼子郷の系譜を引き、中世には甲良庄の内であった。応安六年(一三七三)二月二七日の京極導誉置文(…
みよし‐ながよし【三好長慶】
- デジタル大辞泉
- [1523~1564]戦国時代の武将。初め管領かんれい細川晴元の執事。将軍足利義輝を追放し、晴元を退けて権勢を振るったが、晩年は家臣の松永久秀に実…