こよない(読み)コヨナイ

デジタル大辞泉 「こよない」の意味・読み・例文・類語

こよ‐な・い

[形][文]こよな・し[ク]
この上ない。格別だ。「―・き幸せ」
「昔の友人に対して―・い弁明機会であった」〈中勘助・鳥の物語
他と比べて、または以前と比べて、ひどく違っている。かけ離れている。格別である。
「年は我に―・くこのかみにぞおはせし」〈宇津保・蔵開中〉
程度がはなはだしいさま。よい場合にも悪い場合にもいう。
格段にすぐれている。
「やんごとなき人のし給へることは、―・かりけりと喜ぶ」〈落窪・四〉
㋑格段に劣っている。
「おもりかに心深きけはひはまさり給へど、にほひやかなるけはひは、―・しとぞ人思へる」〈竹河
[類語]こよなくことのほかこの上ない最高非常大変大層異常極度けた外れ桁違い並み外れ格段著しい甚だしいすごいものすごい計り知れない恐ろしいひどいえらい途方もない途轍とてつもない筆舌ひつぜつに尽くしがたい言語げんごに絶する言語ごんごに絶する並並なみなみならぬ極めて至って甚だごく至極しごく滅法めっぽうすこぶるいともとても大いに実にまことに一方ひとかたならず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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