極めて(読み)キワメテ

デジタル大辞泉 「極めて」の意味・読み・例文・類語

きわめ‐て〔きはめ‐〕【極めて】

[副]
程度がはなはだしいさま。この上なく。非常に。「解決極めて難しい」「病状極めて悪い
きっと。必ず。
「こは―やうある事にこそ」〈読・弓張月・後〉
[類語](1たいへんとても非常にはなはだ大いにすこぶるごく大層至って至極しごくいとも実にまことにいたく・ひどく・恐ろしくすごくものすごく滅法めっぽうさんざっぱらさんざんさんざこってりめためた異常極度桁外れ桁違い並み外れ格段著しい甚だしいすごいものすごい計り知れない恐ろしいひどいえらい途方もない途轍とてつもないこの上ない筆舌ひつぜつに尽くしがたい言語げんごに絶する言語ごんごに絶する並並ならぬ一方ひとかたならずめちゃくちゃめちゃめっちゃ底抜け恐るべきこよなく殊の外ひときわ特段度外れ法外べらぼうとんでもない類がない比類ない無上よっぽど度が過ぎる行き過ぎどえらい飛び切り段違い圧倒的かけ離れる

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精選版 日本国語大辞典 「極めて」の意味・読み・例文・類語

きわめ‐てきはめ‥【極て】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「きわめる(極)」の連用形助詞「て」が付いてできた語 )
  2. 程度の極限を表わす語。この上もなく。最も。はなはだ。非常に。きわまりて。
    1. [初出の実例]「汝は以て極(キハメ)て遠き根(ね)の国を馭(しら)す可し」(出典日本書紀(720)神代上(兼方本訓))
    2. 「ただきはめて幸ひなかりける身なり」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  3. きっと。かならず。確かに。
    1. [初出の実例]「東方朔は歳星の精が降と云ぞ。其はきわめて其様に異なるなりではないぞ」(出典:史記抄(1477)九)

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