頗る(読み)スコブル

デジタル大辞泉 「頗る」の意味・読み・例文・類語

すこぶる【×頗る】

[副]
程度がはなはだしいさま。非常に。たいそう。「頗る愉快だ」「頗る迷惑な話」
少し。いささか。
「泉の色―黄ばみたり」〈今昔・三一・一三〉
[類語]たいへんとても非常にはなはだ大いにきわめてごく随分大層至って至極しごくいとも実にまことにいたく・ひどく・恐ろしくすごくものすごく滅法めっぽうさんざっぱらさんざんさんざこってりかなり相当なかなか大分だいぶ・だいぶんいやにやけにえらい馬鹿ばか余程余っ程比較的割と割に割りかし割方割合結構大幅めためた異常極度桁外れ桁違い並み外れ格段著しい甚だしいすごいものすごい計り知れない恐ろしいひどい途方もない途轍とてつもないこの上ない筆舌ひつぜつに尽くしがたい言語げんごに絶する言語ごんごに絶する並並ならぬ一方ひとかたならずめちゃくちゃめちゃめっちゃ底抜け恐るべきこよなく殊の外ひときわ特段度外れ法外べらぼうとんでもない類がない比類ない無上度が過ぎる行き過ぎどえらい飛び切り段違い圧倒的かけ離れるとってもうんと極み極極ごくごく至上むやみむやみやたらやけっぱちやけくそ捨て鉢無性にめったやたら闇雲盲滅法限り無いとりわけことさらことに取り立てて全く以て大幅

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精選版 日本国語大辞典 「頗る」の意味・読み・例文・類語

すこぶ・る【頗】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 副詞「すこぶる(頗)」を動詞化したもの ) かなりの程度になる。はなはだしいさまになる。
    1. [初出の実例]「ヲホン然(しか)り而して此(この)御膳たり上等たり頗(スコブ)ったる花魁的だ」(出典団団珍聞‐五五七号(1886))

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