言語に絶する(読み)ゲンゴニゼッスル

デジタル大辞泉 「言語に絶する」の意味・読み・例文・類語

言語げんごぜっ・する

言葉で言い表すことができない状況・程度である。言語を絶する。「―・する光景
[類語]言い知れない言うに言われないえも言われぬ筆舌に尽くし難い想像を絶する大変大層異常極度けた外れ桁違い並み外れ格段著しい甚だしいすごいものすごい計り知れない恐ろしいひどいえらい途方もない途轍とてつもないこの上ない言語ごんごに絶する並並なみなみならぬ極めて至って甚だごく至極しごく滅法めっぽうすこぶるいともとても大いに実にまことに一方ひとかたならずめためたさんざっぱらさんざんさんざこってりめちゃくちゃめちゃめっちゃ底抜け恐るべきこよなく殊の外ひときわ特段度外れ法外べらぼうとんでもない類がない比類ない無上よっぽど度が過ぎる行き過ぎどえらい飛び切り段違い圧倒的かけ離れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言語に絶する」の意味・読み・例文・類語

げんご【言語】 に=絶(ぜっ)する[=絶(た)ゆ]

  1. 程度がはなはだしくてことばでいいあらわせない。ことばで説明できないほどの光景である。ごんごに絶する。
    1. [初出の実例]「彼は実に言語(ゲンゴ)に断(タ)えたる醜貌(ぶをとこ)である」(出典:隣の女(1893)〈尾崎紅葉〉三)

ごんご【言語】 に=絶(ぜっ)する[=絶(た)ゆ]

  1. ごんご(言語)を絶(ぜっ)する
    1. [初出の実例]「そのやうなたわけとも知らずにゐたが、ごんごにたへた畜生め」(出典:咄本・茶の子餠(1774)分別)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android