至って(読み)イタッテ

デジタル大辞泉 「至って」の意味・読み・例文・類語

いたっ‐て【至って】

[副]《「いたりて」の音変化》程度のはなはだしいさま。きわめて。非常に。「至って健康だ」「至って陽気な性格」
[類語]とて非常大層大変極めてはなはすこぶ至極しごくごくいとも実にまことに大いにいたく・ひどく・恐ろしくすごくものすごく滅法めっぽうさんざっぱらさんざんさんざこってりめためた異常極度桁外れ桁違い並み外れ格段著しい甚だしいすごいものすごい計り知れない恐ろしいひどいえらい途方もない途轍とてつもないこの上ない筆舌ひつぜつに尽くしがたい言語げんごに絶する言語ごんごに絶する並並ならぬ一方ひとかたならずめちゃくちゃめちゃめっちゃ底抜け恐るべきこよなく殊の外ひときわ特段度外れ法外べらぼうとんでもない類がない比類ない無上よっぽど度が過ぎる行き過ぎどえらい飛び切り段違い圧倒的かけ離れるやけに比較的割と割に割りかし割方割合結構大幅随分かなり相当なかなか大分いやに馬鹿余程とってもうんと極み極極ごくごく至上むやみむやみやたらやけっぱちやけくそ捨て鉢無性にめったやたら闇雲盲滅法限り無いとりわけことさらことに取り立てて全く以て

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精選版 日本国語大辞典 「至って」の意味・読み・例文・類語

いたっ‐て【至て】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「いたりて」の変化した語 ) 非常に。きわめて。全く。
    1. [初出の実例]「親子恩愛のいたって切なる事」(出典:曾我物語(南北朝頃)一二)
    2. 「Itatte(イタッテ) ソレホド ゾンゼヌ〈訳〉その事について私はそう深く根本的には知らない」(出典日葡辞書(1603‐04))

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