グエン(阮)朝(読み)グエンちょう

百科事典マイペディアの解説

グエン(阮)朝【グエンちょう】

ベトナム最後の王朝(1802年―1945年)。南部のグエン氏の王族グエン・フック・アイン(阮福映)がタイソン党革命の後,1802年に建て,ザロン(嘉隆)帝として帝位についた。1804年中国の封冊を得て国号をベトナム(越南)とした。フエ(順化)に都し,カンボジア,ラオスを併合,第2代ミンマン(明命)帝(在位1820年―1841年)の時,中央集権制を整え,ベトナム史上最大の帝国となる。19世紀半ばよりフランスの侵略を受け,1883年フランス軍が黒旗軍に敗れてからフランスは北部に大兵を入れ,1884年第2次フエ条約により北部は保護領化,中部は保護国化された。1887年インドシナ総督の統轄下に置かれ(フランス領インドシナ),1945年8月の革命で第13代皇帝バオダイが退位,王朝は滅んだ。
→関連項目サイゴン条約ダイベト(大越)ファン・ボイ・チャウベトナムベトナム共和国

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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