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コント コント Comte, (Isidore-) Auguste (-Marie-François-Xavier)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コント
コント
Comte, (Isidore-) Auguste (-Marie-François-Xavier)

[生]1798.1.19. モンペリエ
[没]1857.9.5. パリ
フランス実証派哲学者で社会学の創始者。数学者でもある。 1814年からパリのエコール・ポリテクニクで学び,16年からパリで数学教師。 32年にエコール・ポリテクニクの演習指導員となったが,42年に学校当局と衝突してやめ,その後は J.S.ミルやフランスの後援者に助けられながら研究生活をおくった。

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コント
コント
conte

短編小説を意味するフランス語。英語では短い冒険小説を意味することが多く,日本語では機知や風刺に富んだ軽妙な短編小説,きわめて短い気のきいた掌編小説の類を呼ぶ名称となっている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

コント(Auguste Comte)

[1798~1857]フランスの哲学者・社会学者。人間の知的発展は、神学的・形而上学的・実証的の三段階をたどるものとし、社会学の体系を樹立した。のち、宗教に傾き、人類教を唱えた。著「実証哲学講義」「実証政治体系」など。

コント(〈フランス〉conte)

短編小説。特に機知に富み、ひねりを利かせた作品。
笑いを誘う寸劇。

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百科事典マイペディアの解説

コント

フランスの哲学者。実証主義,社会学の祖。サン・シモンに学び,フランス革命後の無政府状態を実証科学に基づく人間知性の改革によって克服すべきことを説く。人間精神は神学的,形而上学的,実証的の3段階を通じて進歩するという。
→関連項目実証主義社会科学社会学社会有機体説

コント

フランスの爵位。英語ではcount,イタリアではconte,スペインではcondeという。ふつう伯爵と訳す。名称はcomesラテン語で〈侍者〉)に由来し,この語はローマ帝国でも官名に用いられていたが,中世社会で特権を伴う称号となり,ヨーロッパ大陸各国で広く用いられた。
→関連項目バイカウント

コント

フランス語で物語ることの意。短編小説の中で,意外な筋と結末をもつ,機知にあふれたものをいう。モーパッサンの作品はその典型。起源は古く民間伝承から来ている。中世の《聖杯物語》(聖杯伝説)のように韻文の場合もあるが,原則的には散文で書かれている。
→関連項目ファブリオー

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ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)の解説

コント

ウィーンの音楽学校ヴァイオリンピアノを学び、独学で作曲を始めた。その後はウィーン音楽アカデミーで作曲、指揮を本格的に学ぶ。メシアンミヨーにも師事した。1950年代以降から積極的に作曲活動を行い、 ...続き

出典|(社)全日本ピアノ指導者協会
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世界大百科事典 第2版の解説

コント【conte[フランス]】

軽妙な内容の短い物語のこと。フランスでは元来,内容・長短にかかわりなく韻文による物語を指していたが,中世末期から近世にかけて《サン・ヌーベル・ヌーベル》や《エプタメロン》といった風流小咄(こばなし)が出るにおよんでおおよその形式が定まった。長短の区別よりも,きわどい内容を盛りこんだり,辛味をきかせたり,童話風の幻想性をもった作品を称していわれ,ペローの皮肉っぽい教訓をもった童話風の物語が代表作。19世紀に入ってバルザックの《コント・ドロラティク(風流滑稽譚(こつけいたん))》やフローベールの《トロア・コント(三つの物語)》などが生まれたが,とりわけモーパッサンがこの形式を愛用した。

コント【Isidore Auguste Marie François Xavier Comte】

1798‐1857
フランスの哲学者,社会学者であり,教育家,宗教家でもあった。南フランスのモンペリエの小官吏の家に生まれ,1814年パリの高等理工科学校に入学,しかし同校がその後閉鎖されたため退学を余儀なくされた。17年サン・シモンと出会い,青年時代を彼の秘書として過ごす。サン・シモンから大きな感化をうける。22年論文《社会再組織に必要な科学的作業のプラン》を発表し,その後サン・シモンから離れ,独立した歩みを始める。

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大辞林 第三版の解説

コント【conte】

短編小説。特に、風刺やひねりの利いた軽妙な短い物語。
風刺に富んだ軽妙な寸劇。また、寸劇風の演芸。

コント【Auguste Comte】

1798~1857) フランスの思想家。社会学の創始者とされる。人間の知識に神学的・形而上学的・実証的の三段階を認め、自然科学的実証主義による社会学体系を確立した。晩年は人間教という宗教を創始。著「実証精神論」「実証哲学講義」など。

出典|三省堂
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世界大百科事典内のコントの言及

【科学史】より

…それゆえ,〈科学の歴史〉をたどろうとする試みも,19世紀西欧に始まったといってよい。たとえば,イギリスのJ.プリーストリーの一連の先駆的な仕事,そしてフランスのA.コントが提案した〈科学の歴史histoire de la science〉や,イギリスのW.ヒューエルの著した《帰納科学の歴史》(1837)などが,そうした試みを代表する。もとよりそれ以前にも,すでに個別の学問として成立していた数学や,天文学,医学などに関しては,それぞれに,個別的な学問史が書かれたことがあった(たとえばルクレールD.Leclerc(1652‐1728)の《医学史》(1696,1723)やドランブルJ.Delambre(1749‐1822)の《古代天文学史》(1817)など)が,科学が一つの理念として成立しはじめる19世紀半ば近くになって,ようやく科学史という学問もその理念を体して誕生したといえよう。…

【実証主義】より

… 〈実証主義〉は積極的主張としても軽蔑的な意味合いでも使われる。19世紀初頭にC.deサン・シモンコントによってこれがはじめて提唱されたときは,むろん積極的主張であったが,19世紀末に〈実証主義への反逆〉がはじまると,それは〈唯物論〉〈機械論〉〈自然主義〉などと等価な蔑称として使われた。自然科学的認識方法を無批判に人間的事象に適用する当時の支配的な思想傾向が漠然とこの名で呼ばれ,批判されたのである。…

【実証哲学講義】より

…1830年から42年にかけて刊行されたA.コントの主著で,原名はCours de philosophie positive。第1巻は序論と数理哲学,第2巻は天文哲学と物理哲学,第3巻は化学哲学と生物哲学,第4巻は社会哲学の理論的部分,第5巻はその歴史的部分,そして最後の第6巻はそのつづきと結論から成っている。…

【社会発展】より

…この〈進歩の観念〉は啓蒙主義に由来しており,社会の無限の進歩と人間の完成可能性という,当時勃興しつつあった市民階級の楽観主義的な歴史意識と理性への信頼を基礎にしている。こうした伝統に立って,たとえばコントは社会の進歩は知識の進歩によって決定されるとし,サン・シモンにならって人間の知識の発展を神学的→形而上学的→実証的の3段階に分け,社会構造も知識の発展に応じて憶測的知識の支配する軍事的時期から抽象的知識が支配する法律的時期を経て,科学的知識が支配する産業的時期へ進歩するとした。 社会進化=社会進歩とする考えは,その後階級社会の矛盾や未曾有の世界大戦の経験などを経て支持者を失うことになった。…

【社会変動】より


[学説]
 社会変動に関する諸学説は,それぞれが提唱された時代と社会の状態をよく反映している。19世紀初頭には,産業革命による産業社会の実現をめざして,サン・シモンとオーギュスト・コントは観念の段階論を唱えた。すなわち,神学―形而上学―実証主義という三段階論がそれである。…

【社会有機体説】より

…サン・シモンは社会を諸個人の単なる集合でなく一つの統合された生きた全体とみ,これを実証的に研究する社会生理学を提唱。その弟子コントは社会有機体l’organisme socialの語を創始し,生物と構成要素の細胞との類比によって社会を超個人的実在であると説き,社会の解剖学的・生理学的研究として社会静学,社会の成長の研究として社会動学を設けた。社会有機体説を論拠づけ国際的に普及させたのはスペンサーで,彼は生物も社会も無機体と異なり,時の経過につれて量が自然に増し,構造と機能とが分化・異質化しつつ,相互依存を強めて全体の統合が進むという共通点があることから〈社会は有機体であるA society is an organism〉と断定し,ダーウィン的な社会進化論を提起した。…

【進歩】より

…このように〈進歩の観念〉は,古代および中世の克服という理念に根ざした近世的な観念だが,翻せば,直線的な時間観,終末論的歴史観が優勢なキリスト教の土壌にこそ生じ得るもので,その意味ではヨーロッパ世界に特殊な思想ということができよう。 フランス革命の彼岸に夢見られたこういう〈進歩の観念〉は,以後コントに見られるように,現実法則として認識され,それに基づいて予見が可能となる実証主義的な楽観主義として定着する。しかし19世紀の中葉以降,進展する産業文明が新しい社会的矛盾を生み出すにつれて,進歩への信仰は揺らぎはじめ,左翼陣営からは市民階級のイデオロギーとみなされるようになる。…

【フェティシズム】より

…彼はその中で,〈アフリカ・ニグロにおいて,フェティッシュと呼ばれる地上の物的なある種の事物を崇拝すること,これをフェティシズムと命名する〉と定義している。これがのちのA.コントによる再定義を受け,〈フェティシズムは,世界に対する人間の本源的態度〉であり,人間精神史の最初の段階であるところの〈神学的状態〉における人間の心性であるとみなされたため,19世紀の実証主義時代を風靡した〈原始宗教=フェティシズム〉という定説が生まれたのであった。
[経済学]
 K.マルクスは,ド・ブロス,A.スミス,コント,L.A.フォイエルバハに通底する,以上のような人間の自然的感情を前提とした原始宗教論に疑問符を付し,フェティシズムの成立を社会的関係性,歴史性から解明しようとした。…

【分類】より

…5世紀にマルティアヌス・カペラが後の二つを落として自由七科ができた。17世紀初頭に新しい学問や技術の発展をふまえてF.ベーコンが新しい分類(図3)を始め,フランスの《百科全書》(図4)に引きつがれたが,19世紀にA.コントが歴史的,論理的順序による分類(図5)を提唱して,これが現在も大学の教科編成や図書の分類に用いられている。劇を喜劇,悲劇,頌歌に分類したのは前3世紀の詩人カリマコスであるが,彼はアレクサンドリアの図書館司書だったので,図書目録のための分類であった。…

【利他主義】より

…原語は〈他者〉を意味するラテン語のalterにさかのぼり,コントに由来し,エゴイズムないし利己主義に対して用いられた。訳語は明治10年代以来で〈愛他心〉とも訳されており,40年代以降には〈愛他説〉〈愛他主義〉〈主他主義〉とも訳された。…

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