デジタル大辞泉 「ちゃんちゃん」の意味・読み・例文・類語
ちゃん‐ちゃん[副]
1 刀と刀とで打ち合う音を表す語。「
2 物事をとどこおらせず正確にするさま。きちんきちんと。
「単なる義理堅さから―とやってくる人物らしく」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
[類語](2)ちゃんと・きちんと・しっかり・しゃんと・しっかり・しゃんと・きちんきちん・きっちり・かっちり・がっちり・きりっと・規則的・几帳面・整然
ペルー北海岸モチェ川流域、現トルヒーヨ市西郊にある大都市の遺跡。12~15世紀に栄えたチムー王国の首都であったといわれる。その面積は15平方キロメートル前後と考えられてきたが、1970年代初めに行われたハーバード大学の調査では、24.5平方キロメートルという数値が出ている。その中心部は、型入れアドベ(日干し)れんがを材料とする高い壁を巡らした10個の長方形大区画よりなり、その内部には、大小の部屋、広場、基壇、墓などがある。壁面には、様式化された魚、鳥の模様や幾何学文が浮彫りにされている。大区画の西には住居地区が無秩序に広がっており、その中間に区画、基壇、通路などが散在する。中心部を除いて、保存状態はよくない。
[増田義郎]
1986年、古代都市の遺跡がユネスコ(国連教育科学文化機関)により「チャンチャン遺跡地帯」として世界遺産の文化遺産(世界文化遺産)に登録され、同時に危機遺産リストにも登録された。
[編集部 2018年5月21日]
ペルー北海岸一帯に,14~15世紀に栄えたチムー王国の首都。現在のトルヒーヨ市郊外に巨大な都市遺跡として残っている。その規模は約20km2に及び,中心域は厚い土壁に囲まれたいくつかの大区画からなる。古代アンデス文明最大の計画都市といえる。最も保存状態のよいチュディ区画は480m×450mで高さ7mの大壁に囲まれ,内部にはレリーフや透し彫などの技巧をこらした宮殿建築が見られる。
→チムー文化
執筆者:加藤 泰建
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…袖無羽織で,〈ちゃんちゃん〉〈でんち〉〈さるこ〉などともいう。名は江戸時代,鉦を叩き飴を売り歩いた清国人の服装に由来するという。…
…ペルー北部海岸の都市トルヒーヨの近郊にあるチャンチャンChan Chanを中心とする文化。インカ帝国に征服される(1400年代)直前には北はトゥンベスから,南は現在のリマの付近まで,約1200kmにおよぶ海岸地帯を支配し,ランバイェケ谷,パカスマヨ谷などに複数の地方政治センターをもち,南は文化の違うチャンカイをも含む広大な版図をもつチムーChimú王国を形成していたといわれる。…
※「ちゃんちゃん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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