バレル(英語表記)barrel

翻訳|barrel

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

バレル

米国の油田で、石油の輸送に樽(たる)(バレル)が使われたことから、その後、国際的な原油石油製品取引の体積の単位となった。1バレルは約158・987リットル。

(2007-11-08 朝日新聞 朝刊 1経済)

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世界大百科事典 第2版の解説

バレル【barrel】

ヤード・ポンド法における容量の単位。元来大きな樽を意味し,1樽分の量の意味で取引の単位として使われる。その大きさは品目や地域によって異なるが,アメリカでは一般の液体用は311/2米ガロン(約119.2dm3),一般の果実・野菜用では105ドライ・クオート(7056立方インチ,約115.6dm3)であり,石油では42米ガロン(35英ガロン,約159.0dm3)を統計用に1バレルとする。なお,内容量を質量で定義する場合もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バレル
ばれる
barrel

ヤード・ポンド法の体積の慣用単位。語源は胴の膨らんだ樽(たる)barrel。国により、また計る対象によって大きさは異なる。イギリスでもアメリカでも法律上の単位としては認めていない。「1バレル=42アメリカガロン(約159リットル)」が石油用として通用しているが、国際的にはバレルは用いられず、もっぱらキロリットルが用いられている。イギリスの石油用バレルは36イギリスガロン(約164リットル)、アルコール用は50イギリスガロン(約227リットル)である。
 アメリカではさらに次のようなものがある。クランベリーバレルが5826立方インチ(95.47リットル)、果物・野菜用バレルが7056立方インチ(115.62リットル)、液体用バレルが31.5アメリカガロン(119.24リットル)、積み荷バレルが5立方フィート(141.6リットル)などとなっている。[小泉袈裟勝]

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世界大百科事典内のバレルの言及

【度量衡】より

…ここでは,語義のたどりやすい例をいくつか示すにとどめる。イギリスのバレルbarrel(たる),ガロンgallon(椀),フランスのアンフォールamphore(かめ),ショプchopとショピーヌchopine(大小のジョッキ),ドイツのアイメルEimer,ファスFass,オームOhm(たる),ザイデルSeidel,クルークKrug,ショッペンSchoppen(ジョッキ),オランダのボッテルbottel(びん),レーペルlepel(さじ),クルースkroes(コップ)。
[衡(質量の基準)]
 質量(ないしは重量,ただし厳密にいえば重量は力の一種であって,質量とは峻別(しゆんべつ)されなければならない)の測定に関する歴史は,前数十世紀の時代にさえさかのぼりうるといわれるが,伝承されている史料のうちでもっともポピュラーなのは,古代エジプトのパピルス〈死者の書〉にしるされたてんびんの図であろう。…

【樽】より

…11~13世紀,十字軍時代には聖地に向かったキリスト教徒が樽にいろいろのものをつめて運んだことが知られ,14世紀にはヨーロッパ各地に樽大工の組合ができた。洋樽の一般的な名前はバレルbarrelであるが,その容量に応じていくつかの名称があり,それが樽そのものの名前あるいは容量の表示になっている。現在は容量が一定されていないが,19世紀の記録によると,1.5バレル=1ホッグズヘッドhogshead,2ホッグズヘッド=1バットbutt,2バット=1タンtunであった。…

【度量衡】より

…ここでは,語義のたどりやすい例をいくつか示すにとどめる。イギリスのバレルbarrel(たる),ガロンgallon(椀),フランスのアンフォールamphore(かめ),ショプchopとショピーヌchopine(大小のジョッキ),ドイツのアイメルEimer,ファスFass,オームOhm(たる),ザイデルSeidel,クルークKrug,ショッペンSchoppen(ジョッキ),オランダのボッテルbottel(びん),レーペルlepel(さじ),クルースkroes(コップ)。
[衡(質量の基準)]
 質量(ないしは重量,ただし厳密にいえば重量は力の一種であって,質量とは峻別(しゆんべつ)されなければならない)の測定に関する歴史は,前数十世紀の時代にさえさかのぼりうるといわれるが,伝承されている史料のうちでもっともポピュラーなのは,古代エジプトのパピルス〈死者の書〉にしるされたてんびんの図であろう。…

※「バレル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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