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円照寺 えんしょうじ

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世界大百科事典 第2版の解説

えんしょうじ【円照寺】

奈良市にある臨済宗妙心寺派の尼寺。山号は普門山。別称は山村御殿。本尊如意輪観音後水尾天皇の皇女梅宮は13歳で鷹司教平に嫁し,3年後に離別されて父帝のもとにかえった。薄幸の梅宮は,臨済の名僧一糸文守(いつしもんじゆ)に深く帰依し,尼僧となった。文智(ぶんち)なる法号と大通(だいつう)の号をうけ,修学院離宮のかたわらに円照寺という庵を結んだ。その後,文智は1656年(明暦2)に庵を大和の八島村に移し,さらに69年(寛文9)山村(やまむら)に移した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

円照寺
えんしょうじ

奈良市山町(やまちょう)にある尼門跡(あまもんぜき)寺院。普門山と号し、臨済(りんざい)宗妙心寺派に属す。1641年(寛永18)後水尾(ごみずのお)天皇の皇女である深如海院宮(しんにょかいいんのみや)(梅宮(うめのみや)文智女王)が出家して京都東山修学院(しゅがくいん)に庵室(あんしつ)を結んだが、55年(明暦1)八島(やしま)村に移し、さらに69年(寛文9)に現地に移建した。それ以来、皇女が住持を継いだので、俗に山村御所(やまむらごしょ)または山村御殿(ごてん)といわれるようになった。梅宮女王によって華道山村御流(おんりゅう)が始められ、現在も4月の第2日曜に仏前への奉華(ほうげ)会が行われている。[菅沼 晃]

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